Gevrey Chambertin Clos St-Jacques '98 (G.Bartet) [フランス・ブルゴーニュ]

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本日のワインはジュブレシャンベルタン・クロサンジャックです。
3.4年前に時々来られてたお客様に飲んで頂きました。
このブログを見て久々に来て頂いたのに憶えていなくてすみませんでした。
この場を借りてお詫びいたします。次は約束通り一ケ月後にお待ちしています!

この写真のワインラベルを見て「え!」とお気付きの方もいらっしゃるかもしれません。
そうです、ブリューノ・クレールです。

なんで「G.Bartet」なのかというと、母方の名前でリリースしたワインだそうです。
1970年代、ジュブレシャンベルタンの偉大なる造り手「クレール・ダユ。」という方がいました。
80年代に遺産相続でかなりどろどろになったようで
その後分裂。お孫さんが起ち上げたのが「ブリューノ・クレール」です。
そんなドタバタが原因かどうかは分かりませんが、リリース名がこの名前になっています。
現在は昔持っていた畑を少しずつ買い戻しているそうです
(頑張って!)

12年の歳月が経っていますが、まさに今飲み頃!といった所だと思います。
きめ細やかな上品なタンニンが舌に絡みつき、
温かみのあるポカポカとした、熟したミルティーユのような香りがフワッと頭を過ぎります。
丸みを帯びた質感と、長い、長い余韻はスケールの大きさを感じさせます。

以前ニューワールドワインの生産者達が
フランスワインの造り手が言う「テロワール」に対して
「商売用の都合のいい決め事に過ぎない。」という発言が物議をかもした事がありましたが
この「クロ・サンジャック」という素晴らしい畑の個性を
ブドウを通じ、ワインを介して表現する。。。
これを「テロワール」以外になんと言えばいいでしょう?

是非、みなさんにもこの「大地の声」を味わってほしいと思います。

                                    
                                     
田原
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