Pillar Rock Cabernet Sauvignon Stagsleap District '99 [アメリカ]

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本日のワインはアメリカ、ナパ・ヴァレーのワインです。
昨日ご来店のご近所の某国営放送のお客様が4名様で飲まれました。
スペシャル番組の制作で、カリフォルニアに1か月間程行かれていたそうで
むこうのワインに魅せられ、毎日飲まれていたそうです。

「それにしても、1か月間も食べる物が大変だったでしょう?」の問いに
以外に食べる物のクオリティーが上がっててビックリされたそうです。

僕もアメリカの食べ物と言えば
ハンバーガーとポテトと豆ぐらいしか思い浮かびませんが
日本人が食べてもおいしいと思えるレストランがかなり沢山あったそうです。
(ニューヨークぐらいにしかないと思っていました。)

それを聞いて、一度旅行で行ってみたいなーと思っても
なかなか長期の休みとれないんですよねー

と、そんな事はさておきワイン名ですが、長くて少し面倒ですが頑張って
ピラーロック・カベルネ・ソーヴィニヨン・スタッグスリープ・ディストリクトです。
一息で言ってみて下さい。けっこうキツイです。
長いから以下「乙」と言います。嘘です!

いわゆるカリフォルニアのカルトワインというやつで、生産量がごく僅かなので
契約しているルートにしか出荷しない為、幻のワインとされています。

更に2002年のナパ・ヴァレーで行われたワインオークションで
これまたカリフォルニアのカルトワインとして有名な「シェイファー」を抑え
見事、最高値で落札されたと言う事で、一気にスターダムにのし上がったワインです。

オークションで高値が付いたとか、幻のワインだとかは
味わいには何の関係もありませんし、興味もありませんが。。。

味見をして、ビビりました。とにかく高級感の漂う味わいです。
カカオやダークチェリーのような甘く、安らぎを与えてくれる香と
繊細でしっかりと液体の中に溶け込んだタンニン
飲んだ後からも複雑な余韻が押し寄せ
熟成からくるほろ苦さや適度なアルコール感も程よい心地良さを与えてくれます。

このヴィンテージ1999年がこのワイナリーのファーストヴィンテージだそうですが
初リリースからこのクオリティーを出せるとは、脱帽でございます。

このワインとご一緒に「鴨肉のコンフィ」を召し上がられました。
ハーブと塩味の効いた鴨肉を、70度の鴨脂の中でゆっくりと煮た物を
フライパンで皮目をパリパリに焼いて、
フォンド・ヴォ―のソースでシンプルに食べて頂きました。

赤身でワイルドな味わいの鴨肉を、ローズマリーの香りと油脂の厚みを加え
更に皮目をパリッと焼く事により、ワインを飲んだ際に独特の質感を感じ
抜群の相乗をもたらします。


ナパ・ヴァレーの神髄を見た一本でした。

                                    
田原





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