Gevrey Chambertin ’99(Geantet Pansiot) [フランス・ブルゴーニュ]

110121_1408~01.jpg
天気良くてお昼間はだいぶん温かくなってきましたねー
今日も天候のおかげか?ご予約沢山頂いております。有難い話です。
今、本日のお勧め料理を気合入れて仕込んでいます。

さて、本日のワインはブルゴーニュのジュブレ・シャンベルタンです。
造り手はジャンテ・パンショというドメーヌです。

先週の土曜日、ご近所にお住まいのアメリカ人ご夫婦の常連様に飲んで頂きました。
このお客様はとにかく頑なにニューワールドワインしか飲まれません。

アメリカ、オーストラリアのワインを中心に
白ワイン1本、赤ワイン1本必ず計2本飲まれます。
「国民性のイメージでヨーロッパのワインをどうしても好きになれない!」との事。

イタリア人はナポレオンを嫌い
フランス人を「エスカルゴ」や「カエル」と罵ります。
逆にフランス人はイタリア人を「スパゲッティ」とバカにします。

お客様の好みも様々ですし
お店の意向やスタッフの固定観念でワインを勧める事はしません
ですが、ヨーロッパワインの品揃えのウエイトが圧倒的に多い当店では
「少しでもフランス、イタリアワインへの誤解が解ければ」
「フランス人は嫌な奴が多いけど、ワインは美味しいよ」(冗談ですよ!)
「もう来られるのも20回目ぐらいだから」と言う事でブルゴーニュワインをお勧めしました。

(お客様)
「本当に美味しいの?カエルの匂いしない?」(カタコトな感じで)
(スタッフ)
「絶対に気に入ってもらえます!」
てな感じのやり取りの後、決まったのがこのワインでした。

この造り手のワインはかなり以前からオンリストしていますが
ジュブレ・シャンベルタンらしい?といった
タンニンが強く、果実のエキス分に富んだ濃厚さと力強さが特徴だと思います。

スグリやカシスなどの濃密でジャムっぽい香りがスッと脳裏を横切り
続いて心地よい「渋み」から「複雑な余韻」へと繋がります。
10年以上の熟成を経て、肩の力が程よく抜け、円みを帯びたエキス分。
濃いんだけれども繊細さとクリア感を兼ね備えており
バランスに優れていると共に、アペラシオンの特徴を見事に表現しているワインです。

あっという間にお二人で全て飲まれてしまい
帰り際、「次からは3回に1回はカエルのワイン飲むよ」と言い残して帰られました。

ゲロッゲロッ


田原
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Stonewell Shiraz 02 ..仔鹿のパイ包み焼き ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。