Pillitteri Estates Winery Vita Cabernet Icewine '06 [その他]

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昨日の雪凄かったですね!
帰宅時の安全には充分にご注意ください。

さて、本日ご紹介のワインはアイスワインです。
このアイスワインが大好きで、どこかでお食事をされた後に必ず当店に寄って頂き
このワインを飲みながら、自家製トリュフチョコレートを召し上がる常連さんがいます。

シチュエーションに応じて、ワインバーをこういう使い方が出来る方、カッコイイです。
(多分女の子にもてます!)

アイスワインというのは、約200年前ドイツのワイナリーで偶然出来た物でした。
その年は例年より寒く、霜がブドウに付き大凶作でした。
収穫出来ずに冬を迎えた葡萄を、農民達が勿体ないと言う事でワインを造った所
素晴らしい香りと、甘味のワインが出来た。という「嘘から出た誠」というやつです。
その後は貴族しか飲めない非常に貴重で高価な物でした。

有名な産地はドイツ、オーストリア、そしてこのカナダです。
特にカナダでは、アイスワインに対しての決まりごとが非常に厳しく
マイナス8度以下になってからではないと収穫をしてはいけません。
冬に入りブドウの実は凍結と解凍を繰り返すことにより
実の中の水分が蒸発して、独特の風味と甘味を持ちます。

そして-8度になった所で「せーの!」で手摘みで収穫をします。
氷点下で手摘みですよー  死にますよ普通!
収穫したブドウの実を優しくプレスする事により、水分は氷として凍ったままで
糖分のあるジュースだけが絞り出されます。
このジュースを発酵、醸造して甘口ワインが造られます。
絞られるジュースは、普通のワインの8分の1程度しか採取出来ない貴重品です。

しかし残念ながら近年地球温暖化の影響もあってなかなか気温が良い塩梅で下がらず
良好なブドウが収穫出来ない為、アイスワイン造りを辞めてしまう農家も多いようです。
(偉そうですが、みんなでチョットだけCO2の事考えながら生活しましょう!)

カナダのアイスワインというと「ヴィダル」というぶどう品種を使う事が多いですが
このワインは「カベルネ・ソーヴィニヨン」から造られ、香りとコクも楽しめます。

食事の後、フラッと立ち寄ってアイスワインとデザート!いかがですか!


田原
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