Grands Echezeaux 1998 (Rene Engel) [フランス・ブルゴーニュ]
本日のワインはブルゴーニュのグラン・エシェゾーです。
造り手は以前別のワインでもご紹介しました「ルネ・アンジェル」
残念ながら2005年のバカンス中に心臓麻痺で亡くなられました。
ご冥福をお祈りします。
一昨日、ご近所にお住まいの女性がお一人で召し上がられました。
このお客様はうちのお店に来られると
(というか、旦那さんと喧嘩した時、だいたい月に1度ぐらいのペースで来店されます。)
アラカルトで3,4品召し上がられます。(かなりの量があります)
下手するとお肉料理を食べた後に、シメでパスタを食べたりします。
なんでも胃下垂だと言う事で、全然太らないそうです。事実かなり痩せています。
昔うちのお店の女の子(ソムリエール)も1日4食は食べて、更に間食もするのに
痩せっぽちなスタッフがいましたが。。。居るんですねーこういう羨ましい人。
さてこの夫婦喧嘩の腹いせに飲むにはもったいない「グラン・エシェゾー」でございます。
もうこの方の造るワインのリリースが無いと思うと非常に切なくなりますが
現存するものを大事に味わって飲みましょう!
抜栓したてから、色々な種類のお花が集まったブーケの香りが鼻孔をくすぐり
休む間を与えず、じんわりと上質なタンニンが舌を覆います。
旨味が潤い、口当たりがもの静かで、余韻が果てしない。
洗練された液体分は、春の大空を羽ばたく鳥のように、優雅で華麗なイメージです。
骨太で堅牢なイメージのあるグラン・エシェゾーですが
ルネ・アンジェルのこれは
テロワールを表現しつつ、自分なりに解釈したグラン・エシェゾーとでもいいましょうか?
抜栓後1時間ぐらいの間でくるくると表情を変えていき
複雑さと気品の高さも感じさせます。
あまりの美味しさにスタッフ一同2杯ずつご馳走になりました。
U様ご馳走さまでした。
又、是非夫婦喧嘩期待しています。(冗談ですよ!)
田原
2011-03-02 17:31
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0