Opus One 2005 [アメリカ]

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本日のワインはアメリカ、カリフォルニアのオーパス・ワンです。

昨日ご来店の常連様H様が飲まれました。
このお客様は普段、フランスワインか、イタリアワインしか飲まれませんが
前回来て頂いた時に「オーパス・ワンって美味しいの?」という話になり
「試しに飲んでみる!」と言う事になりました。(僕も試したい!です)

当店には3種類のヴィンテージがありますが、今回の2005年ヴィンテージを
ご来店の3時間ぐらい前からデカンタしてご用意する事にしました。

抜栓したては、変に柔らかさのような、薄いニュアンスを感じました。
特にナパ・ヴァレーのワインを抜栓したする時、何故か?
抜栓直後に少々カリフォルニアらしからぬ優しさを感じる時が多々あります。
何が要因となっているのか?ただ閉じているだけなのか?不思議です?

しかしデカンタをして、空気に触れる事により、アルコール感と
ビシビシとくるタンニン。香りも攻撃的と言っていい程のベリー系プンプン!
もう2時間ぐらい早めの抜栓だったかな?と思わせるぐらいです。

そして、他のナパのカベルネより頭一つ抜きに出ているのは
やはりバランスだと思います。

厚みがあって、飲みごたえして、リッチで、それでいて上質な奥ゆかしさ。
カリフォルニアワインの良い所はしっかりと押さえ
フランスワインの理論で構築された味わいとでもいいましょうか。

今日のワイン業界では、ジョイント・ベンチャーたるものが珍しくはなくなりましたが
まさに「このワインの成功があったから」と言っても過言ではないでしょう。

フランスはボルドーの名門、シャトームートンの「ロスチャイルド男爵」と
カリフォルニアの名門「ロバート・モンダヴィ」によって設立され
「ボルドースタイルの高級ワインをナパ・ヴァレーで造る」
という合併事業としてスタートしました。

当時、メキメキと品質向上をして、マーケットを拡大しつつある
カリフォルニアワインに「格」を与えたと言われました。

オーパス・ワンというのは音楽用語で「作品番号1番」

1本のワインは交響曲で、グラスに注いだワインはメロディーである。
という考えから、ロスチャイルド男爵が命名したそうです。
(ムートンはこういうP,R能力、電通よりすごいね!)

あなたも「交響曲」聞いてみませんか?


田原


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