Mazis Chambertin 98 (Harmand Geoffroy) [フランス・ブルゴーニュ]
梅雨が明けてからと言うもの毎日毎日暑い日が続いています。
7月でこれ程暑い日が続くのも過去あまり記憶にありませんが
暑さに負けないように今日も頑張って営業致します!
さて本日のワインはブルゴーニュの「マジ・シャンベルタン」
造り手は「アルマン・ジョフロア」です。
昨日来て頂いた常連様に飲んで頂きました。
この造り手ですが、19世紀から続くドメーヌで
ジュブレ・シャンベルタン村を本拠地にします。
除草剤や化学肥料は一切使わず、リュット・レゾネ(減農薬農法)で栽培し
余分なブドウの実は徹底的に排除して、低収量でのワイン造りを守り続けています。
この方のワインは以前、大手ビール会社が正規インポーターとして輸入していまして
お酒屋さん等でもかなり見かけるワインでした。
うちのお店でも、村名のジュブレ・シャンベルタンが定番でオンリストされていました。
昔ながらのシンプルな造りをするためか?どうか?
動物的な余韻や苦味、舌の上でチリチリ踊るようなタンニンを感じる味わいが印象的でしたが
近年の物は、尖った攻撃的な味わいはなくなり、「より、シンプルに」な感じかな?
個人的には、濃く、渋く、動物臭や加熱臭等の突出した味わいがある
いい意味での荒削りな感じの(プロデビューしたばかりの頃のマー君みたいな)
ワインも個性的でいいんじゃないの?と思ったりしますが。。。
今回のワインはマジ・シャンベルタンですから村名のクラスに比べ
当たり前ですが、スケール感と洗練感を感じます。
密度が濃く、輪郭のはっきりした爽快な液体分で、
じんわりと、そして締まりの良いタンニンと長い余韻が心地よさをもたらします。
良い意味で、今風に進化した造り手ではないかと思います。
でも、あの一癖も良かったのになーと思わせるアルマン・ジョフロアのワインでした。
田原
2011-07-16 16:50
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