Mazis Chambertin Grand Cru 99 (Maume) [フランス・ブルゴーニュ]
本日ご紹介のワインはブルゴーニュの赤ワイン。マジ・シャンベルタンです。
造り手は「ドメーヌ・モーム」です。
一昨日、VIPのT様(フルーティスト)に飲んで頂きました。
この造り手のワインもかなり以前からあれやこれや使っていますが
このブログでまだご紹介していなかったのは自分でも意外でした。
1800年代からジュブレ・シャンベルタン村に本拠地を構え
このエリア内のワインしか造っていない、いわばジュブレ職人とでもいいましょうか?
先代の時代は、10年から20年位の熟成を必要とする古典的な造りの
「ザ・ジュブレシャンベルタン」的なイメージでしたが
近年時代の流れか?比較的ヴィンテージの若い段階から楽しめる
モダンなスタイルに変わってきたように思います。
村名のジュブレや、1級畑クラスのワインは若いうちから人懐っこい表情を魅せますが
今回のこの「マジ・シャンベルタン」は特級畑ですので
このクラスになるとやはり10年以上の熟成が必要になります。
別に飲んで悪い事はないのですが、熟成させればもっと美味しく飲めるので
単に「もったいない」と言う事です。
1999年、ブルゴーニュのビックヴィンテージなので
もっと寝かせておいても美味しくなるんでしょうが
(ちなみにロバート・パーカーは30年持つと言ってます)
抜栓直後からくる森の香りに相まって
シガーやチョコレート、コーヒーのニュアンスも感じ
タンニンも程よく角がとれ、並外れた果実のエキス分の高さを感じ取れます。
樹齢80年のブドウ樹もあるそうで、地中深くから沢山の養分を吸い取ったブドウから
丸く、しなやかで、複雑味のある大きなスケール感と、優美な悦楽の余韻を堪能できる
「珠玉の一本」と言っても過言ではないと思います。
ドメーヌ・モームのフラッグシップ「マジ・シャンベルタン」のご紹介でした。
T様ご馳走さまでした!
田原
2011-07-24 16:40
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