Chateau D'Issan 1986 [フランス・ボルドー]

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こんな天気が一年中続けばなーと思わせる清々しい今日この頃でございます。

本日のワインはボルドーのシャトーディッサン1986年です。

沖縄にお住まいでマリンスポーツ関係のお仕事をされているお客様に飲んで頂きました。
このお客様とは僕が南フランスで働いていた当時に知り合いになり
(ヨットレースの為来仏されていました)
それ以来大変お世話になっている方です。

さてこのシャトーですが、メドック地区の中でも一番古くからある部類に入るシャトーで
歴史は10世紀初頭にまで遡ります。
14世紀にはシャトーマルゴーと並び評される2代マルゴーワインと言われたそうです。
現在はエマニュエル・クルーズ氏によって運営され
品質は、毎年非常に安定していて安心して使えるアイテムです。
しかもお値段のほうも安定していて、コスト・パフォーマンスも抜群です。

マルゴーのワインは良く「女性的」といわれますが
この「ディッサン」はまさにそんな言葉がピッタリなワインではないでしょうか?

抜栓と同時に魅惑的な黒果実の香りが脳裏に突き刺さり
その後から押し寄せるスパイスやシガーのアクセント。
優しく果実味と一体となった心地よいタンニン。
嫌味のない上品なゴージャスさ、美しさとふくよかさが
1986年という素晴らしいヴィンテージに相応しいスケール感をもたらします。

ワインで言う所の「女性的」という言葉からは
「エレガント」や「しなやかさ」と言う事を連想しがちですが
実はその核にある「強さ」や「厳しさ」をいうのでは?

僕の後輩K君の嫁は、結婚するなり「強キャラ」に変身したかと思いきや
子供が産まれると、「怖キャラ」に進化!
「イナズマン」みたいです!(分かる年代の方だけ笑って下さい!)

6年くらい前までは良くうちのお店に夫婦で飲みにきて
閉店後、他のお客さんと一緒に鮨を食べに行ったりしていました。
しかし彼女にその当時の面影は全くなく、顔つきも別人のようです。
友達の間でも「お前再婚した?」とよくからかわれています。

女性もこのワインのようにいい方向に変化してくれればいいのですが。。。

「表面的な女性らしさ」ではなく「奥底にある芯の強さ」を感じるワインのお話でした。


田原
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