Krug Grande Cuvee N.V [シャンパン、スパークリング]

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二度目のブログで失礼します。

今日ご紹介するワインは「クリュッグ グラン キュベ」です。
先週の金曜日に8月から2ヶ月間の手伝いに来ていてくれた
高山君の最終日に深夜VIPのT様に開けて頂きました。

クリュッグは1843年、「比類ないシャンパーニュをつくる」
という目的を掲げて創業した
ドイツ人初代ヨハン・ヨーゼフ・クリュッグ氏(フランスに帰化したそうです)の
創業以来6世代にわたり、独自の個性を育み、磨き上げてきたメゾンです。

クリュッグでは、創業以来、変わらぬ味わいを創り上げるために
ブドウ品種、畑、収穫年ごとに細かく分けたブレンド用ワインを多種多様にストックしています。
このグランキュベは、6年から10年にわたる収穫年の異なる
約47種類以上ものワインをブレンドしています。

このワインのブレンド作業をアッサンブラージュといい、
シャンパーニュは土地の個性というよりはメーカーの個性が強いと言われることが多いですが
その理由の一つにこのアッサンブラージュによるところが大きいようです。

このアッサンブラージュに使用する前年以前の古いワインを
ヴァン・ド・レゼルヴ(リザーブワイン)と言います。
このヴァン・ド・レゼルブの質と量が、安定した品質と出荷量に大きく影響するため
シャンパンメーカーでは良い年のものを出来るだけ多くストックすることに努めているようです。

また特別に出来の良い年のブドウを使って造る
ヴィンテージシャンパーニュについてもミレジム法というのがあり
その年に収穫されたブドウの80%までしかヴィンテージシャンパーニュ用に使用することができず
残りはヴァン・ド・レゼルブとしなければならないというものです。

勿体無いような気もしますが、まあこれのお陰で安定して素晴らしいシャンパンを造れるわけですから
致し方ないですね。

少し話がそれましたがクリュッグでは、このグランキュベを
ノンヴィンテージとは呼ばず複数のヴィンテージのワインを使用するため
“マルチ・ヴィンテージ・シャンパーニュ”と呼んでいます。
「樽使いのクリュッグ」(ネットからの引用です)と言われ名高い小樽での一次発酵は
樽職人の管理により6年もの長期にわたりセラーでゆっくりと熟成されます。

味わいは、きめ細かな泡、ふくよかで力強くありながらも、
すがすがしく優雅な味わい、ふわりと香るナッツのような香ばしい香りと
口に含んだあとに鼻に抜ける柑橘類の砂糖漬けのような香りが
特徴で爽やかさといい余韻の長さといいシャンパンの帝王の名は
伊達じゃないという感じです。(すいません。自分何様ですかね。)

ちなみにクリュッグ愛好家の方々を「クリュギスト」と呼ぶそうです。
(何だか強そうですね。クリュギストの方々失礼しました。)

T様御馳走様でした。

高山君、2ヶ月間お疲れ様でした。次のお店でも頑張って下さい。


ワインバー繭 ヴィジュアル担当 武石でした。


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