Nichols Cottonwood Canyon Vineyard Chardonnay 1998 [アメリカ]

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今日は朝から強い雨が降り続き少しばかり蒸し暑さも感じます。
ボジョレーヌーヴォーもまだ多少在庫ありますので
雨が平気な方は飲みに来て下さい!

さて、本日のワインはアメリカの白ワインです。
ワイナリーは「ニコルス・コットンウッド・キャニオンヴィンヤード・シャルドネ」です。

昨日ご来店のお客様に飲んで頂きました。

このワインもかなり前からずっと定番で使っているアイテムです。
たしかこのブログでもこのワイナリーのジンファンデルをご紹介したと思います。

このワイナリーは自社畑を持っておらず、ブドウを買ってワインを造る
フランスの生産者でいう所の「ネゴシアン」です。
当主キース・ニコルス氏は、元々コンピューターグラフィックの仕事をしていた事もあり
ワイン造りも科学的な視点で考え、アプローチしていくそうです。
どの辺が科学的なのか?はよく解りませんが?

このワインの正規インポーター長尾社長に何時か聞こうと思いますが、
捕まるとカリフォルニアワインについての長ーいお話があるので少しの覚悟が必要です。

近年アメリカでは、その土地にはマッチしないであろうブドウ品種が植えられ
(実験やチャレンジの意味もあるようですが)
ここにはカベルネ植えなくてもいいんじゃない?みたいなのも多いですが
この造り手はブドウの選択から収穫時期、醸造方法まで
しっかりとしたチョイスをして、自分の信頼出来る農家からしかブドウを買いません。

飲んでみると、確かに「緻密」さを感じ取れ、
香ばしいトースト香とシトラスやスパイスの風味が際立ち
そこにミネラル感が交差する。複雑性を見事に構築したバランスの良い味わいです。
「ザ・カリフォルニア」にありがちな、「べっとり感」はなく
程よい「まったり感」が心地の良い余韻へと誘います。

しかし、あくまでカリフォルニアワインであり
フランス、ブルゴーニュのシャルドネを真似たような
「気持ちはわかるけどねー」という味わいでもありません。

カリフォルニアワインのいい所を見出し、そして引出しつつ
ブラッシュアップされたクオリティーの高いワインだと思います。

試す価値あり!ですよ。


田原

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