Ruchottes Chambertin Grand Cru 1998 (Georges Mugnerer) [フランス・ブルゴーニュ]

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有難い事に毎日忙しい日々が続いており
ブログを書く時間もあまり取れません。
今日はあまり予約が入ってないので久々に書いてみます。

さて、本日のワインはブルゴーニュの赤ワイン
「ルショット・シャンベルタン」です。造り手は「ミュニュレ・ジブール」

昨日ご来店頂いたワインマニアのHさんに飲んで頂きました。

ジュブレシャンベルタンのワインの中でもあまり聞き慣れないのが
この「ルショット」という畑だと思います。
グランクリュの畑の中でも一番高台に位置し
斜面も北向きな事もあり「果実の完熟感」というよりは
「繊細なミネラル感」を楽しめると一般的には言われています。

そしてなんといってもこの「ルショット」の代名詞的な存在が
「アルマン・ルソー」とこの「ミュニュレ・ジブール」だと思います。
余談ですが、アルマン・ルソーのワインラベルには何パターンか種類がありますが
「ルソーの中のルソー」と言われる「クロ・サンジャック」とこの「ルショット」は
ブドウ畑が描かれている同じデザインのラベルが使われており
この2つの畑に対するルソーの深い思い入れが感じ取れます。

しかしこの2つのトップドメーヌに共通して言える事は
一般的にこの畑で言われている先で述べた特徴とは
若干違ったイメージのワインを造る事だと思います。

収穫量をかなり制限して「良い物をチョットだけ造る」といった感じで
決してテロワールの個性を無視した造りをしている訳ではありません。
赤系果実の凝縮感を存分に感じ、パワフルさ満載で
「寝かせないと飲めないねー」といった印象を持たせます。

特に今回のこのミュニュレ・ジブールのワインは
とにかく個室中にその香りが充満する程、香りのパワーがあり
旨味の核を中心に、色々なテクスチャーが爆発的に押し寄せてくる!
そんなイメージです。

仕事上、色々なタイプのワインを口にしますが
より素晴らしく、より偉大なワイン程、説明しにくいといいますか?
「言葉はいらない」といった方が正しいかもしれません。

ただ、どのワインにも共通する事は複雑味と奥行きに富んでいて
沢山の要素を含んでいるのにも関わらず
その味わいの熟成が綺麗に進むとその要素が美味くまとまっている。
そしてなによりDRC、ルロワ、ジャイエ、ルーミエ、ルフレーブ、等々。。。
全ての偉大な造り手のワインに共通している事は
「そこからくるメッセージは常にシンプルである」と言う事だと思います。

あなたもメッセージを受け取ってみませんか?


田原
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