Juan Gil 2009 [スペイン、ドイツ]

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そろそろ正月気分が抜けてきた今日この頃。
日本酒や焼酎もいいですが、ワインを飲みましょう!

と言う事で、本日のワインは今月のお勧めワインページでご紹介しています
スペインワイン「Juan Gil 2009」です。
昨日カウンターにご来店頂きました男性2名様に飲んで頂きました。

このお店をリニューアルした約7年前
スペインワインにかなり力を入れていまして約30アイテム程オンリストしていました。
大阪のお酒屋さんで「大西」さんという方がいまして、スペインワインへの情熱が深く
当時スペインワイン界の若き天才醸造家といわれた「テルモ・ロドリゲス」とも親交があり
色々なワインを紹介してもらっては仕入れていました。
しかしどうしても売れ筋はフランスワインで
その他はイタリア、アメリカ、オーストラリアといった具合でした。
時代が早すぎたのか?うちのお店にマッチしてなかったのか?は謎ですが
少しずつリストから姿を消し、現在は4.5アイテムになってしまいました。

ですから今回のこのファンヒルは久々の新入荷スペインワインです。
スペインの高級ワインで「ウニコ」というのがありますが
近年このウニコと肩を並べ評される「エル・ニド」というワインがあります。
2002年のファーストヴィンテージから
世界的ワイン評価誌で96点という高得点を獲得して
一気にスターダムに躍り出ました。(某R.P大先生も大絶賛のようです)
このエル・ニドのカジュアルラインとして造られたのがこのファン・ヒルになります。

モナストレル種100%から造られており、とにかく濃いです。
「ジェローム・レ・バンナ」からみぞおちに一発くらったような
ズトンとくる果実の凝縮感とアルコール感があります。
(本当にバンナにくらったら多分死にます)

しかし嫌味な甘味は無く、後味に残るべっとり感はありません。
フルーツコンポートやプラムのようなアタックと
土っぽさと木の皮、ナツメグのニュアンスと上品なヴァニラの風味
ひと口含んだ時は少々甘めに感じますが、タンニンがしっかりと支えてくれる為
しつこさを感じません。この全ての要素が一体となって
飲み始めは「濃い」印象のワインを
「コク」のある印象のワインへとイメージを変化させます。

寒い冬にぴったりな「太陽」を連想させるワイン。飲んでみて!
これの上級キュベにあたる「メセス」も多少在庫ありますのでこちらもどうぞ!
(これも濃いよ)


田原


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