Corton Clos de la Vigne au Saint Grand Cru 1996 (Jean Claud Belland) [フランス・ブルゴーニュ]

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昨日の朝方家に帰った時のニュースで
「今日は温かくダウンだと少し汗ばむでしょう」の言葉を信じ
薄着で出勤した昼時は気持ち良かったのですが
昨晩帰る時は極寒で酷い目に遭いましたが今日も頑張っていきます!

さて、本日ご紹介のワインは「コルトン・クロ・ド・ラ・ヴィーニュ・オウ・サン」
造り手は「ジャン・クロード・ベラン」です。

昨日カウンターに初めてご来店されたお客様に飲んで頂きました。

このワインはコート・ド・ボーヌ好きであれば良くご存じの
「ドメーヌ・アドリアン・ベラン」という造り手の息子さんです。
というか畑をそのまま相続していますので、まさにそのものでございます。

偉大なる先代の名前を残したままワインをリリースする方と
「おやじとは違う俺のスタイルだー」といってドメーヌ名を変えてしまう方と様々ですが
いずれにしろ先代のスタイルと比較されるのは当然ですから、さぞや大変でしょう。

「サントネ」を本拠地に「シャサーニュ」等色々な地区のワインをリリースしています。
今回のコルトン・ラ・ヴィーニュ・オーサンと言う畑はコルトンの中でも最高とされる畑で
以前このブログでもご紹介しました「ルイ・ラトゥール」の単独所有畑だったのですが
ルイ・ラトゥール家の親戚とベランが結婚した事によりその一部を引き継ぎました。
(ラッキーボーイやね!)

16年の歳月を経たこれは、濃密な果実の香りと粘性を持ち
口に含むと、それとはうらはらな優しく、明瞭、鮮やかな太陽光を想わせる
重さの中にある軽快感と透明感、旨味の伸びを感じとれます。
更に飽きのこない引き締まったタンニンが余韻に心地よい緊張感を与えてくれます。

ただ一つケチをつけるとすれば「ルイ・ラトゥール」の同じ物と比べれば
今一歩のスケール感に欠けるといいますか、物足りなさを感じます。
同じ畑の中においても日当たりや水はけ、丘の角度、等々。。。
いい場所とそうでない場所がありますから仕方ありませんが
「グラン・クリュにしては小さくまとめたな」といったイメージは否めません。

偉大なる父親の名を超えられるよう
今後の活躍と飛躍を期待したい「ジャン・クロード・ベラン」のご紹介でした。


田原

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