Veraton 2009 (Alto Moncayo) [スペイン、ドイツ]

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僕が言わなくても今日から6月です。
この前お正月かと思ったらもう1年の半分が過ぎようとしています。(早い!)
1日1日を大事に過ごしましょう!1日が一生でございます。

さて、本日ご紹介のワインはスペインの赤ワイン「ヴェラトン」
造り手は「アルト・モンカヨ」です。
一昨日ご来店の常連様、Iさんに飲んで頂きました。

博多弁に似た響きの名前ですが
オーストラリアで過去4度もパーカーポイント100点を叩き出した「スリー・リヴァーズ・シラーズ」
の醸造責任者であったクリス・リングランドを中心としたベンチャービジネスとして
スペインで発足したのがこの「アルト・モンカヨ」です。

フランス語のイントネーションや発音は青森の津軽弁との共通項が多い。等と言いまして
東北地方の人がフランス語を習うと憶えが早い!嘘か?本当か?良く言われます。
逆に九州弁はラテン語との共通項が多いと言われます。
九州の言葉とイタリア語やスペイン語が似てると言うのも少しばかりロマンを感じます。
ちなみにゴールデンウイーク中に盛り上がる福岡を代表するお祭り「博多どんたく」は
オランダ語の休日を意味する「ゾンタ―ク」が語源だと言われています。
しかし意外に地元の人達は「どんたく」にはさほど思い入れが無いようで
7月に行われる「博多山笠」には異常な盛り上がりを見せます。

話が脱線しましたが、このワインはガルナッチャ100%で造られます。
フランス人は「ガルナッチャ」の事を「グルナッシュ」と言いますが
スペイン人はガルナッチャとグルナッシュは全くの別物だと言います。
ここはスペイン人を尊重して「ガルナッチャ」と言わせて頂きます。

とにかくこのワインは一言で言うと「濃い」です。
アルコールも15.5度あり時代に逆行した造りのように思えますが???
実はそうでも無く、パンチの効いた「飲みごたえ」という表現がしっくりくる
ワインがお好みの方も沢山いらっしゃいます。

ラベンダーの香りから始まり、スパイスやブルーベリーのアタック。
太陽の日差しを存分に感じ、滑らかなタンニンとジューシーな口当たりが印象的です。
ひと口目から「ズトン」ときて余韻まで「ズトン」で終わります。
ただし単調な「濃さ」ではなく、色々な要素が絡み合った「深みのある濃さ」だと思います。

初夏にお勧めするのはどうか?とチョットばかり悩むワインではありますが
パワフル好きにはたまらない1本だと思います!

是非お試し下さい!


田原
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