Jacques Selosse Substance Brut N.V [シャンパン、スパークリング]

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サッカーユーロ2012!緊張感のある試合が毎日続いています。
うちも緊張感のある営業を目指して毎日頑張ってます(あまり出来ていませんが)

さて、本日ご紹介するのはシャンパーニュ。「ジャックセロス・シュブスタンス」です。
先週ご来店頂いた常連様に飲んで頂きました。

この造り手のシャンパンは以前にも幾つかご紹介した事があります
「シャルドネのセロス」でございます。

色々なキュベをリリースしていますが、ブドウの栽培からシャンパンの醸造まで
一貫して全ての作業を行い、1年の大半をブドウ畑の中で過ごすそうですから
オタクの領域をはるかに超越している方です。
同じシャルドネから各々違ったキャラクターのシャンパンを産みだす
まさに「魔術師」とでも言える造り手だと思います。

今回のこの「シュブスタンス」と言うキュベはセロスの作品の中でも
フラッグ・シップといえる物で、生産量も少なく
入荷も1年に1ケースもらえるか?どうか?ぐらいです。
日本語で「本質」というカッコイイ名前です。

この方のシャンパンを語る上で欠かせないのが
シェリー酒を熟成させる時に使う「ソレラ・システム」というテクニックを用いる事です。
収穫年に小樽で寝かせたワインを、翌年澱と一緒に大樽に移し替え
更に澱引きしてからステンレスタンクに移し替え熟成。
タンクの底から20%程のワインを抜き取り瓶詰め。少なくなったタンクに大樽から継ぎ足し
大樽の少なくなった分、小樽から又継ぎ足し、と言った具合に
ウナギの蒲焼きタレのような造り方をします。
その為、ヴィンテージのリリースは限られ、基本ノン・ヴィンテージでリリースされます。

このクラスのシャンパンですから泡のきめ細やかさは当然ですが
緊張感とハリがある。そんな感じでしょうか?別に緊張して飲む必要はありませんが。。。
ふくよかで蜂蜜のような甘美なアタックからハーブの効いたビター感と
しなやかでいてジューシーなフレッシュ感。
それらがハリのある泡と一緒に余韻まで手を繋いで一緒にそこにいる感じです。

ブラン・ド・ブラン(シャルドネ100%)で造られますが
決してシンプルでは無く、素直では無く、複雑味満載で
全体像が非常に掴みにくく小難しい味わいだと思います。
まさに鬼才にこそ造れるシャンパンと言えるかもしれません。

本質か?どうか?は飲んだあなたが判断してください。


田原









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