Chateau Haut Bages Liberal 1994 [フランス・ボルドー]
ここ数日気持ちの良いお天気が続いております。
このまま梅雨明けになれば嬉しいのですが。。。そんなに甘くないよね。。。
さて、本日のワインはボルドーの赤ワインシャトーオーバージュリベラルです。
昨日ご来店のお客様に飲んで頂きました。
個人的には大変好きなシャトーの一つですが
市場では若干過小評価されているような?気のせいかな?
(その分価格が高騰しないのでいいのですが)
シャトーラトゥールやピション・ラランドに囲まれた好立地に恵まれていまして
1855年の格付け当時、リベラル家が所有していたのでこう呼ばれました。
その後、名士クルーズ家によって長年運営され、品質も向上。
更にその後、大富豪クレール・ヴィラール・リュトンに売られ、ここが現在所有しています。
先日、取引きのあるインポーターさんが
このリュルトン家の広報担当をやっている女性をお店に連れて来て頂いて
(リュルトン家の娘さんです。)
食事をしながらワインのお話をあれやこれやお伺いする事が出来ました。
「フランスに行ったらシャトーに遊びに行ってもいい?」
と言った所
「ボルドー案内するから何時でもおいで!」
等と調子の良い事を言われましたが
得てしてボルドーの著名なシャトーの場合
アポなしで行くと何かと理由を付けられ断られます。
余談でした。
さてこのワイン
正直なところ「偉大なワイン」といえるようなスケール感はありませんが
特級畑(5級)に相応しい堂々した味わいだと思います。
カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が高い為、タンニンはしっかりとしていて
最初のアタックこそ渋みを強く感じますが、飲んでいるうちに果実の豊かさが際立ち
土っぽく甘い香りとハーブ香が美味くマッチして余韻へと繋がります。
ミディアムボディからチョイ重たいぐらいのニュアンスですので
ポイヤック好きの方には少々物足りなさを感じるのが不人気の理由かな?
しかし完成度は高く、美味しいボルドーワインとして楽しんで頂けると思います。
是非、お試し下さい!
田原
2012-06-28 17:24
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