Chateau Cadet Piola 1996

気付けばあっという間に10月です。
今年も後3ヶ月を残すばかりになりました。
こうしてあっという間に人生も終わるのでしょうか？
と、ネガティブな思考は止めてワインを沢山飲みましょう！

さて、本日ご紹介のワインはボルドーの赤ワイン「シャトーカデ・ピオラ1996」です。
昨日ご来店のお客様に飲んで頂きました。

このワインは個人的にも大好きで、ずっと以前からオンリストしています。
思わずジャケ買いしたくなるような威厳のあるエチケットですが
サンテミリオンの街を一望出来る素晴らしい景観の場所にあり
僕もフランスにいた当時、訪れた事のあるシャトーの1つです。

メルロー種を主体に造られる為、非常に滑らかな果実味が楽しめ
そこにカベルネ・ソーヴィニヨンの気品あるタンニンが溶け込み
ふくよかでリッチな味わいを醸し出しています。
若いヴィンテージはギスギスした尖ったタンニンが目立ち
口の中で暴れるようなバランスの悪さを感じますが
今回のこのワインのように16年もの熟成を経ると
丸く、柔らかく、しなやかで温かみがあり、奥深い味わいになります。

なんと言ってもサンテミリオンのグランクリュ・クラッセの格付けにも関わらず
大変お手頃な価格で入荷できるのも魅力の1つです。

広大なサンテミリオンの丘を彷彿させるシャトーカデ・ピオラ

機会があればお試し下さい！


田原