Cote Roti Cuvee Terroire 1997 (Rene Rosting) [フランス・その他]

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東京は成人式の日に積もった雪がまだ解けていません。
というか氷の状態になっています。
危険ですので注意して歩くようにしましょう。

さて、本日のワインはローヌ地方の赤ワイン。
「コート・ロティ・キュベ・テロワール1997」
造り手は「ルネ・ロスタン」です。

昨日ご来店されたお客様に飲んで頂きました。

南仏、ローヌ地方の中で北に位置する
このコート・ロティという地域は
非常に繊細なワインを産みだす事で有名です。

その中でも個人的に大好きな造り手がこの「ルネ・ロスタン」
南仏のシラーと言うと、パワフルでスパイシーで。というのを印象しますが
そのシラー種も、このルネ・ロスタンの手にかかると非常にエレガントなタッチになります。

果帽と果汁を自動的に撹拌させる「ヴィニマティック」
という最新の発酵タンクを使うそうですが
発酵温度を調節する冷却装置等は一切使わず
自然のままの温度で発酵させたりと
新旧を上手く組み合わせながらワイン造りをやっているようで
非常に強いこだわりをもちつつ
器用さも持ち合わせている方だと想像します。

この方が造るトップ・キュベで
「コート・ブロンド」「ラ・ランドンヌ」という畑がありますが
ブドウの出来が納得いかない年にのみ
この畑からのワインをブレンドされ造られるのが
今回の「キュベ・テロワール」としてリリースされるようです。
しかし格落ちとは言え、味わいは素晴らしく
シラー種特有のスミレの花の香りから黒胡椒やクローブ等のスパイシーなアタック
ワインの持つ偉大なエネルギーを感じつつ、パワフルさが表だって出てこない。
複雑性と素直さ。その両個性が上手くまとまったバランスの良い味わいです。

そしてなんと言っても、15年もの良い保存状態で熟成を経た
成熟しきった大人の女性を想わせる妖艶な味わいは
「感嘆!」のレベルに達していると言っても過言ではないと思います。
昨日入荷したばかりの真鴨との相性も抜群です!

良い熟成をしたワインを飲むと
改めて、歳を重ねる事、成熟していく事、の素晴らしさを痛感させられます。

最後にシャネルの創始者。ココ・シャネルの言葉です。

10代の顔は親からもらった顔。
20代の顔はその人が置かれた環境が造る顔。
30代の顔はその人の経験が造る顔。
40代からの顔は人生が造っていく顔。

あなたは、今、どんな顔?


田原


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