Corton Greve Grand Cru 1999 (Louis Jadot) [フランス・ブルゴーニュ]

DSC_0020.JPG
寒い日が続いております。
春はまだまだ先になりそうですが
花粉症の僕としては、春は又辛い時期でもありますが。。。
久々のブログで書き出しもぎこちない感じで始めさせて頂きます。

さて、本日ご紹介のワインはブルゴーニュの赤ワイン
「コルトン・グレーヴ1999」造り手はルイ・ジャドです。

昨日ご来店頂いたお客様に飲んで頂きました。

ブルゴーニュにおいてお安い価格帯の物から高額のラインまで
なんでも造ってしまうのがこの「ルイ・ジャド」です。
俗に「ネゴシアン物」と言われる
ブドウだけ農家から買い付けてワインを醸造するラインナップと
自社畑でブドウの栽培から行うドメーヌ物と様々ですが
どちらも素晴らしい水準のワインをリリースします。

このルイ・ジャドを語る時欠かせないのが
醸造長「ジャック・ラルディエール」の存在です。

料理の世界でも、ホテルや多店舗展開している会社等
大きな資本の元、潤沢な設備の中で贅沢な食材を使い
そして部下を使いこなし、素晴らしい料理を作る料理人と
接客がが上手く、経営感に優れた
いわゆるオーナーシェフになれるタイプ。と2通りあると思いますが

ワインの世界も同じで、ミクロドメーヌと言われるような小さな農家で
ブドウから醸造まで全て自分の目が届く範囲でやらないと気が済まない人と

チームで動き、統制の取れた組織としてのワイン造りを行い
安定した味わいのワインを確実にリリース出来る方と2通りいると思います。

ジャック・ラルディエールはまさにその後者であり
どっちが儲かるかというと当たり前ですがこっちが儲かります。
しかしルイ・ジャドの凄い所は
この素晴らしい水準のワインを比較的安価で提供出来る事だと思います。

今回のこのコルトンも非常にコルトンらしいコルトン。と言えます。
熟した赤系果実の香りから伸びのある酸味と細かいタンニン
落ち葉やシガー、錆びた鉄、動物的なニュアンスも兼ね備え
コルトンのテロワールを忠実に表現していると思います。

最後にジャック・ラルディエールの言葉です。(インポーター資料抜粋)

近年、高額なAOCワインがテーブルワインと同じようにリリースされている事が非常に悲しい。
自然は常に素晴らしく、自らハーモニーを創造してくれる。
そのパワーを最大限に生かすには10年、15年と熟成、成長し続ける醸造が必要であり
AOCワインの本質は、ボジョレーワインのように今すぐ飲める物ではなく、ポテンシャルである。
テーブルワインの醸造との明確な差を表現しなければならない。

ポテンシャル

味わいませんか?


田原
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Kalin Cellars Sonoma..Chateau de Marbuzet .. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。