アルザス・ロレーヌ地方の料理とワインのフェアー 繭 [フランス・その他]

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最近はフェイスブックでお店の告知をする事が多く
こちらのワインブログの方はサボリ気味です。
閲覧して頂いている方、すみません。もうチョット頑張ります!

さて、ホームページでも告知しておりましたが
来週16日の火曜日から21日の日曜日までアルザス・ロレーヌ地方のフェアーを開催します。
ワイン業界では、次こそアルザスワインのブームが来るぞ!
と、言われ続け早何年?でしょうか?
これだけ自然派ワインブームの真っただ中!にも関わらず
自然派の生産者が数多く存在するアルザスワインは
置いてけぼり?出遅れ?な印象があります。

まさに「食中酒の王様」と言っても過言ではないこの地方のワインは
この地方の特産であるアーティチョークや洋葱、ホワイトアスパラ。
パテやソーセージ等豚肉の加工品やフォアグラ、鴨、鹿等のジビエ類e.t.c...
宝庫とも言えるこの食材達を引き立たせる為に存在する。
と言ってもいいようなブドウ品種、そしてワイン達が存在します。

私もフランス修業時代、秋から冬にかけて半年程この地方で働いた経験がありますが
とにかくこの地方の人は豚肉ばかり食べます。
賄いも殆んど毎日、シュークルート、ベックオフ、ソーセージのローテーション。
店の仲間で食事に行くのは決まってラクレット屋さんばかり。
とにかく毎日豚攻めなので
僕だけ生姜焼きやとんかつを自分で作って食べたりしてました(笑)

そして日本には殆んど入荷されていないアルザスのフォアグラは絶品で
近所のフォアグラ農家からガチョウごとレストランに届けられ
その腹をさばいて中からフォアグラを取り出す。という
日本のレストランでは考えられない貴重な経験もさせてもらいました。
その店では、そのフォアグラを生の状態で
岩塩と砕いた黒胡椒だけでお客様に提供していました。
いわゆるレバ刺しです。ねっとりとした上質な脂が口に入った瞬間
人の体温でフォアグラが溶解し、なんとも言えないゴージャスな香りが鼻から抜けます。
沢山つまみ食いしてシェフに良く怒られたのを憶えています。

そしてそのお店のシェフ(ミッシェル当時42歳ぐらい)は
朝からシャンブル・フロア(プレハブ冷蔵庫)の中でゴクゴクと1本白ワインを飲んでから
仕込みを始め、常にズボンのベルトが壊れており
オーブンを開ける為にしゃがむと半ケツ状態になります。
そして営業中オーダーが立て込んで忙しくなってくると
僕に仕事を任せ、又、シャンブル・フロアに逃げ込みワインを飲み始めます(笑)
そこにオーダーの食材を取りに行くと「お前も飲むか?」と必ず言われますが
勿論答えは「ノン・メルシー」です。オーダー入ってますから!
「賄いのシュークルートでワインを使うから1本くれ!」
とサーヴィスマンからワインを貰いますが、3分の2は自分で飲みます。
1日の仕事が終わると近所のバーに誘われるので
3回に1回は断わらずに行くようにしていましたが
そこでは、ビールを浴びるように飲み
ちどり足ビリヤードに夜中まで付き合わされます。
そして次の日の朝、又二日酔いの半ケツ状態で調理場に登場します。
世間一般ではこういう人の事を「アル中」と言います。

話が逸れまくりました。すみません!
アルザス・ロレーヌ地方のコース料理お一人様3500円でご用意致しまして
このコースに合わせたワインと料理のマリアージュコース
3杯2000円。5杯3500円にて御用意します。
皆様の御予約、心よりお待ちしております。

尚、当店のスペシャルキュベ「繭」を造って頂いているドメーヌ。
ジョスメイヤー氏も何処かで来店して頂く予定です。

さあ、アルザスを感じよう!そしてみんなでアル中になろう!(嘘ですよ)

Bon Appetit !


田原









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