Sancerre Blanc 10 (Rouet) [フランス・その他]

__.JPG
ようやく暑さも落ち着きそうです。
毎日32.33度の気温で体が慣れていると
30度ぐらいで湿度が低い日は涼しく感じるくらいです。
今日は仕込みも終わったのでブログ書いてみます。

本日ご紹介のワインはロワール地方の白ワイン「サンセール・ブラン2010」
造り手は「ドメーヌ・ルーエ」です。

昨日ご来店のお客様に飲んで頂きました。

サンセールの地で代々ワイン造りを行う「エチエンヌ・リフォー」の息子で
父親から受け継いだ2haの畑で自然派生産者としてワイン造りに励む
「セバスチャン・リフォー」が当主を務めるドメーヌです。
パリのワインショップで働いていた経歴を持ち
そこで働いていた時に何千本というワインをテイスティングして
自分の造りたいワインの方向性を見極めた。とか。
多少後付けっぽいですが。。。

しかしながらブドウ畑の無農薬は勿論の事
畑を耕す際、土中の微生物の働きを殺さないようトラクターは一切使わず
馬で耕作する程のこだわりようです。

又、ロワール地方の白ワインは通常マロラティック発酵を行いませんが

「乳酸菌の働きにより、リンゴ酸を乳酸と二酸化炭素に変化させ
独特のアロマと酸味を押さえたマイルドな味わいにする手法をマロラティック発酵と言います。
通常は赤ワインの2次発酵で行われる事が多いですが
ブルゴーニュの白ワインでもこの手法を使う造り手も沢山います」

と言うか、キリッとした酸味がロワールワインの特徴なので
亜硫酸を添加してこのマロラティック発酵を回避するのが普通ですが
この方は出来るだけ人為的な介入を避ける為
自然に起こるマロラティック発酵もそのまま発酵させます。

ですから、フレッシュなのにマイルド?
尖った柑橘系のアロマが押し寄せる!
そんなロワールならではの白ワインとは少しばかりキャラクターが違い
落ち着いた、ふくよかさとふくらみのある味わいです。
しかしながら、それがこの造り手の世界観を感じれて面白さが伝わってきます。

自然派ロワール

いや、ロワールの自然現象。

お試しを!


田原
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Chateau de Fonsalett..Chambolle Musigny 1e.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。