Ornellaia 1996 (Tenuta dell' Ornellaia) [イタリア]

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新年初のブログです。
皆様、明けましておめでとうございます。もう、12日も経ってしまいましたが。。。
今年も良い年になるよう頑張ります!
そして、明日は成人式。あの、サッカー、ドーハの悲劇の年に産まれた子供達だそうで
まだ、10年くらい前の出来事のような感覚ですが。。。
1日、1日、大事に生きましょう。1日が一生でございます。

さて、新年最初にご紹介するワインは、イタリアの赤ワイン「オルネライア 1996」です。

一昨日ご来店のお客様に飲んで頂きました。

ワイン好きの方の中で「スーパートスカーナ」
という言葉もかなり浸透してきたように思いますが
たまーにお客様から「スーパータ・ス・カ・ンある!」等とプロっぽい発音をされ
つい笑ってしまいそうになる事もしばしあります。
そんな時は勿論、笑わないようにほっぺの内側を噛みしめて
「シーグラッチェ!」と答えます。嘘です。

そんな事はさておき
ボルドー品種がトスカーナの土壌にマッチする事が分かり
トスカーナの地品種。そう、かつて日本でイタリアワインと言えば「キャンティ」
かつて、イタリア料理店の飾り棚に藁で包まれたずんぐりとした瓶がお決まりのようにありました。
常温のまま保管された最悪な状態のワインを飲み「キャンティ不味いなーーー」
という印象を持たれた方も多いと思います。
しかし本来、キャンティは素晴らしく美味しいワインですよ。

そのキャンティに使われているサンジョベーゼ種を造るのを辞め
カベルネ種やメルロー種を植えて、ワイン造りを始めました。
しかし、イタリアワインの基準「DOCG」には
カベルネ種やメルロ種を使うと基準に満たない為、高品質ワインとして認定されません。
でも、「そんなの関係ない!」というイタリア人醸造家達が造り続け
現在ではテーブルワインとしての認定しかされていないワイン達が
DOCGとして認められているワインよりもお値段が高くなってしまった。
と言うか、高くなり過ぎてしまった。のがこのスーパートスカーナと言われるワイン達であります。
それでもこのオルネライアは長年正規インポーターさんが頑張ったおかげで
日本ではまだお安く買えるそうですが。。。高いですね。

今回のこの「オルネライア」は1981年にボルゲリ地区に設立され
かの「サシカイア」とは親戚筋にあたります。
もうひとつ「ソライア」を含め3大ボルゲリと言われます。

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ベルドを使った
完全なボルドースタイルで造られます。
濃密で妖艶な果実香から、タバコ、カカオ、バニラの香り。
ビロードのような質感と熟成からくる奥行きが高貴さを醸し出し
完熟した、深く、伸びやかで様々な要素が交差するイメージから
清涼感あるハーブの余韻でフィニッシュします。
グラマラスでセクシー。そして、どこか奥ゆかしい。「壇蜜」のようなワインです。

ボルドーの一級シャトーと比べても遜色無い。と言っても過言ではありません。

「スーパータ・ス・カ・ン。ある!」
と、ご注文下さい!笑。


田原
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