Grey Wacke Sauvignon Blanc 2009 [オーストラリア、ニュージーランド]

スペインが予選敗退するという、まさかの結果になりました今朝のワールドカップ。
華麗なパスサッカーで世界中のサッカーファンを魅了してきたスペインチームでしたが
残念な結果となりました。

サッカーは芸術ではないのか?

という訳で今日も寝不足です。

そして本日ご紹介のワインはニュージーランドの白ワイン
「グレイワッキーソーヴィニヨン・ブラン」です。
そしてすみません。空瓶の写真を撮り忘れ、お酒屋さんに回収されました。

このワインを最初に試飲した時、昔、一世を風靡したニュージーランドのソーヴィニヨン・ブラン。
マールボロ地区最高峰の白ワインと言われた「クラウディ・ベイ」を思い出しましたが
インポーターさんの資料を見た所
まさにそのクラウディ・ベイで創業当時から25年間ワインを造り続けていた
「ケヴィン・ジュット」氏が「価格はクラウディ・ベイと同等、味わいはクラウディ・ベイより上」
という目標を掲げ、起ち上げたワイナリーでした。
私もこのお店で働き始めた頃
毎月、クラウディ・ベイを20本以上は売っていた。と記憶します。
「スッキリしているんだけど、厚みがあって、フルーティーな白ワイン。」
と、リクエストされるお客様には鉄板のアイテムでした。

記憶が正しければ、当時ヴィレッジ・セラーズさんが正規インポートしていたような?
その後、沸々と人気が出た所で、某大手ビールメーカーがガブっといってしまいました。
ワイナリーも「年間何百ケース仕入れるよ!」と言われると現金なものです。。。

さて、世間ではニュージーランドのワインは気候条件がフランスやイタリアに似ており
同じようなタッチのワインが出来る。とおっしゃるソムリエも多々いますが

醸造方法のせいか?土地のキャラクターなのか?気候のせいか?
子供の頃に駄菓子屋で買ったキャンディーやラムネのようなニュアンスの
過剰なアロマがあるソーヴィニヨン・ブランに試飲会で良く出会います。
良く言うとアロマティックなのですが、悪く言えば、嘘くさい。

しかしながらこのワインは
南半球のソーヴィニヨン・ブランのクオリティーの高さを余すところなく体現している。
そう言っても過言ではないと思います。

グレープフルーツやレモンの爽快感溢れるアタックがさざ波のように優しく押し寄せた後
パイナップルやマンゴーのようなトロピカルフルーツを想わせるアタック。
そこに胡椒やクローブのアクセントと豊富なミネラルがボリューム感と奥行きを感じ
アルコール感も優しく、飲み飽きしない複雑性が特徴的です。

さあ!クラウディ・ベイを凌駕できるか!

是非、お試し下さい。

ちなみにワインも芸術ではありません。


田原





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