Masseria del Gelso Brindisi Reserva 2012 [イタリア]

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9月に入りめっきりと涼しくなり、やっと過ごし易くなりました。
テニス界では錦織 圭君が全米オープンで準優勝するという快挙を成し遂げました。
あまりルールも分からないまま試合を観ていましたが、初めてテニスが面白い!と、思いました。
私もお客様に感動を与えられるよう今日も頑張ります!

さて、本日ご紹介のワインはイタリアの赤ワイン
「マッセリア デル ジェルソ ブリンディジ レゼルバ 2012」です。
昨日ご来店頂いたお客様に飲んで頂きました。

南イタリア、プーリア州のワインです。
うちのお店でイタリアワインを注文される時は、キャンティ、バローロ、バルバレスコ等々
良く耳慣れた、ピエモンテやトスカーナ地方のワインをお客様からリクエストされる事が多いです。
なかなか冒険をしない日本人らしいですが
南イタリアにも素晴らしいワイナリーが沢山存在します。

しかしながらこのプーリア州においては
ややチープなテーブルワインの生産地として捉えられがちで
事実、この地域で生産される葡萄の4分の3はフランスを始めとしたヨーロッパ諸国に
ブレンド用のワインとして出荷されるか、白ブドウはリキュール用として売られています。

又、この州はイタリアで「最も平坦な地」と言われており
農作業という観点からは作業がやり易い。という利点の反面
山や丘からもたらせられる高度が無い為に、夏の太陽の影響をダイレクトに受けてしまう事から
トマトやオリーブ等の農作物の栽培には抜群の条件ですが
ワインを造る為のブドウ栽培にはこの環境が不利点になってしまいます。
その為、ここで育てられたブドウは過熟感があり
「焼けたような味わいだ」と表現される事もあります。
ですが近年、非常に優れた造り手達が登場しているのも嬉しい事実であり
10数年前まではDOC(統制原産地呼称)ワインの割合が全生産量の2%にも満たない量でしたが
近年では13%までに上がって、その品質は年々向上していると言われています。

今回のこのブリンディジは、イタリア地図でいうかかとの部分の海沿いの地区で
品種は紀元前からこの地で造り続けられているネグロ・アマーロ種になります。
甘草やベリージャムのような濃厚なアタックから骨格の太い筋肉質なフルボディ。
非常に滑らかな舌触りで、余韻まで終始クリアな質感がある為
嫌味な甘さ、重さ、もたつきを一切感じさせません。

涼しくなったこの季節に飲むフル・ボディ。

いかがでしょうか!


田原








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