Hermitage Farconnet 2008 (Jean Louis Chave) [フランス・その他]

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9月も後半。秋の長雨と言いますが
ぐずぐずとした梅雨のようなお天気が続いております。
しかし明日から又、夏日に戻るらしく、体調管理には十分気を付けましょう。

さて、本日ご紹介のワインはフランス、ローヌ地方の赤ワイン
「エルミタージュ・ファルコネ 2008」造り手は「ジャン・ルイ・シャーブ」です。
昨日ご来店のお客様に飲んで頂きました。

このブログでも何度も紹介しているローヌ地方を代表する著名な造り手です。
このワインはジャン・ルイ・シャーブが1998年からスタートさせた
ブドウの栽培農家から買い付けたブドウと自社畑からの格落ちの葡萄を混ぜて造られる
ネゴシアン部門「ジャン・ルイ・シャーブセレクション」のうちのひとつです。
ネゴシアン物とは言っても、樹齢50年を超える古樹の葡萄も使われており
当主ジェラール・シャーブのこだわりを感じます。

又、ドメーヌ物だと、仕入れで良いヴィンテージとなりますと
うん万円しますから、カジュアルにシャーブの味を楽しめる。
という意味では非常に重宝するワインです。

このキュベ「ファルコネ」は砂質、石灰質、粘土質という3つの異なる
性質の畑から収穫されたブドウをブレンドして造られます。
単一の畑から取れるブドウでワインを造り、
そこに大地のメッセージを織り込む。という哲学と
もうひとつ、異なった地質で育てられた異なるキャラクターを持つ
シラー種をブレンドしてひとつの世界を造り上げる。という哲学。
その両者を使い分ける事の出来る非常に稀有な造り手だと思います。

比較的タッチは軽やかで、しなやかな赤系果実のチャーミングな酸味。
かといって決してライトでは無く、重厚感と凝縮感ある低い重心から
スパイスやスミレ、鉄分を感じつつ軽やかな余韻へとつながり
バランスの良い爽快なフィニッシュを迎える。といった印象です。
これからの季節、ジビエや茸料理ともピタッと寄り添う素晴らしいワインです!

機会があれば是非お試し下さい!

田原

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