Calera de Villiers Vineyard Mt. Harlan Pinot Noir'12 [アメリカ]

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皆様、遅くなりました!2回目のブログ更新です。
本日紹介するワインはアメリカ、カリフォルニアの赤ワイン
「カレラ ド ヴィリエ ヴィンヤード マウントハーラン ピノノワール2012」です。
先日ご来店されたお客様に飲んで頂きました。



今や”カリフォルニアのピノノワール”の代名詞的存在になったカレラ。
オーナーのジョシュ・ジャンセン氏はあの”ロマネ・コンティ”でワイン造りを学び
カリフォルニアにロマネ・コンティの苗木を持って帰り植えたという噂まであります。。。
約30年前にカリフォルニアの地にロマネ・コンティと同じ土壌、気候の畑(カリフォルニアで最も標高の高い2200フィートのマウントハーラン)を見つけワイン造りを始めました。
現在は5つの単一畑から高品質なピノノワールを生産しており、今回のワインはその中でも
生産量が少なく人気の畑”ヴィリエ”になります。



”カリフォルニアのロマネ・コンティ”や”ブルゴーニュを超えるピノノワール”等々
飲む前から期待感が高まりますね(笑)
ここまでハードルばかり上げてきましたが、このカレラ ド ヴィリエ
全くその期待を裏切らない香り、味わいです!!



グラスに注ぐとその中に静かに
しかし隆々と良く熟した葡萄の豊満な香りが広がっていきます。
艶があり、丸々と大きく凝縮感のあるカシスのような香りや
赤いベリー系のチャーミングな果実感と爽やかさを感じます。
妖艶さとどこか子供っぽい無邪気さを兼ね備えており、この相反する要素が織りなす不思議な世界にただただ引き付けられます。
香りだけでチーズが進みそうなくらいの豊潤さです。。。(笑)



いやいやそれだけでは満足できないので!(当たり前ですよね....)
堪えきれずワイングラスを傾けると.....
わおっ!なんとパワフル!!これがピノノワールなのかと疑ってしまうくらいの力強さが。
ブラインドで出されたらカベルネとか言ってしまいそうです。。。。。



口に含んだ瞬間、丸く包み込まれるような凝縮感のある果実味。圧倒的インパクト。
それに続くスパイスのアクセント、細かく優しいエレガントな酸味。
それらの要素がスムーズにつながり骨格を造り出しています。
口の中で、いろいろな要素が顔を出し互いを高め合い壮大で緻密なストーリーが広がります。

んーー、美味しい。(笑)
ブルゴーニュ以外でこんなに美味しいピノノワールがあるとは.....感激です!
(しかもこのクオリティで価格もそこまで高くない!今後はもっとあっがてしまうのかもですが...)


カレラは葡萄造りに欠かせない絶対的な要因のテロワールを最大限感じさせてくれます。
どこの国で造っているという事では無く、さらに細かい気候や土壌がワイン造りでは大切です。
ピノノワールの栽培に適した土地とは冷涼で石灰岩が豊富にある土譲で、そのような土地で
育てられたピノノワールにはキメの細かい酸があります。
その酸味がワインにバランス感覚を与え、輪郭をはっきりさせてくれます。
さらに全房発酵(前回の記事に詳しく書いてあります)も行っており、スパイス香やタンニンを感じ全体にボリュームを持たせています。もちろんロマネ・コンティもやってます!


まさに人の技術力と天の恵みの結晶ですね!

皆様、見かけたら是非試してみてはいかがでしょうか!


雨宮

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