Chateau Pavie 85 [フランス・ボルドー]
例年通りバレンタインチョコ0個!ソムリエ見習いの雨宮です!
僕にとって2月14日は、ヴァレンティヌス司祭がローマ帝国皇帝・クラウディウス2世に
処刑されてしまったという悲しい出来事があった日であり
チョコが貰えるかもとソワソワしていたなどということは全く無いのです。
別に今年も0個だったから悲しくてこのような事を書いてるわけでもございません!
14日を過ぎてもまだまだチョコ絶賛受付中です!(泣) お待ちしておりますっ(笑)
挨拶長くなりました、今回ご紹介させていただくワインは「シャトー パヴィ 85」です!
先日いらしていただいたお客様に飲んでいただきました。
数多くあるサンテミリオンのワインの中に君臨する4つのシャトーのうちの1つで
ボルドーでは珍しく約10年おきに格付けが見直されるサンテミリオンですが
1954年の格付けから1級シャトーとして認められています。
シャトーパヴィは代々クラシカルなワイン造りをしてきましたが
1998年にオーナーが変わったのを機に、一気にモダンなスタイルに変化したので
そういう意味でも今回の85年のパヴィは貴重な1本でした。
32年経った今でも全く色褪せることなく、優雅に佇むその味わいは
今思い出すだけでも圧倒されます。
偉大なワインほど若いヴィンテージのものは堅さや荒さが感じられますが
32年の熟成により堅さや荒さは完全に溶け込んでいました。
ほんの一握りのワインだけに感じられる要素があり
気品を纏ったその味わいはまるで
1人の指揮者のもとで奏でられるように、様々な要素が調和し
相乗し、壮大な圧倒的スケール感を醸し出していました!
あまりの感動に魅せられて、直ぐにワインショップにパヴィを探しに行きましたが
05年と09年というビックヴィンテージで、どちらも9万円越え…
3倍近くの価格に流石に手が出ず…(泣)
またどこかで会えるのを楽しみしておきます(笑)
雨宮