Luce 12 (Luce della Vite) [イタリア]

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お待たせしました!スーパータスカン第2弾!
最近はイタリアワインばっかりを飲み歩いているソムリエ見習いの雨宮です。
飲むたびに新しい発見があって、驚かされてばっかりです…
イタリアにある20州全てでワインが造られていて、それぞれ個性あり飲んでいて
楽しですね!(果てしなくも感じられますが…)


今回ご紹介するワインは「ルーチェ 12」です!
20世紀を代表するワイン造りの天才ヴィットリオ・フレスコバルディと
ロバート・モンダヴィによって立ち上げられたのがルーチェ・デッラ・ヴィーテです。
ファーストヴィンテージは何と1995年にリリースされた1993年で
(同時に1994年もリリースしています)
1995年ヴィンテージのものが、ワインスペクテイター誌で年間ベストワイン100に
選出され、あっという間に世界にその名を知らしめました。


ヴィットリオ曰く、「旧世界と新世界の知見から恩恵を受ける為のプロジェクトである。」
この言葉にもあるように、トスカーナの代表的な品種サンジョヴェーゼを使いつつ
ロバート・モンダヴィ(あのオーパスワンを手がけた)による新世界アメリカの
最先端の醸造技術を融合させています。


現在はそれぞれの息子達のランベルトとティムがその意思を引き継ぎ
さらなる高みへと昇華させています。
1997年には大々的に葡萄木の植え替えを行なっており
その年々の特徴を表現しているルーチェも、これからの出来に一層期待が高まっています。



その味わいですが、サッシカイアと比べると(んー、何と贅沢な!)陽性の
生命力溢れる力強さが感じられます!
ヴィンテージが違うので何とも言えないですが、サンジョヴェーゼの個性か
酸量を感じ、溌剌とした印象を受けますね。
まさにその名の通りのルーチェが味わいに感じられ、飲んでいて楽しくなってくるような
暖かさがいいですねー
イタリアワインらしいと言うか、ストレートにわかりやすく明快なニュアンスがあります!



んー、どっちも美味しい!(笑)これぞトスカーナの太陽!!
それぞれ違った良さがあり、優劣なんてないですね!
時と場合であったり、その時の気分やシチュエーションに合わせて飲めば
どちらも間違いなくその瞬間を盛り上げてくれるでしょう!
(もちろん価格に差はありますが、優劣とは全く関係ないですね)



先日参加させていただいた、マスターオブワインのマチュー・スタブスの
ラングドックワインの講習会で、醸造方法(ビオディナミである)や
価格(安いから美味しくない)などに気をとられることなく
ワインの味わいが何よりも大切だということを言っていましたが
本当にその通りだと思います。
ワインはもっと自由に楽しむべきで、他人の評価など気にせず自分の好きなワインを
好きな人と好きな料理と食べたり飲んだりするのが一番楽しいとういう事を言われ
ハッとさせられました。


さすがマスターオブワインです。
言う事のスケール感が違います(笑)このブログでの事も一個人の意見なんで
参考程度に、実際に自分で飲んで楽しんでみて下さい!


雨宮

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3月31日プレミアムフライデー! [その他]

当店ワインバー繭と恵比寿にある姉妹店ダンヴィーヴァは
3月31日のプレミアムフライデーに合わせ
16時から営業いたします!
繭でゆっくりとプレミアムフライデーを過ごされるのはいかがでしょうか。
ご予約お待ちしております。
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Sassicaia 99 (Tenuta San Guido) [イタリア]

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早いもので気づいたらもう3月!
本腰入れて勉強しなきゃと焦り出しているソムリエ見習いの雨宮です!
もう今年は落とせないので…教本を開いて苦手なイタリアワインのページを
パラパラし始めていたら、立て続けにイタリアワイン好きの
お客様にいらして頂けました!
酒神バッカスのお告げか...たっぷりとイタリアはトスカーナワインの魅力を
感じさせていただきました!

この2週間で2回も出会えるとはーっ(泣)早くも2017年の運を使い果たしてしまった気が…(笑)

今回ご紹介するワインは、「サッシカイア 99」と「ルーチェ 12」です!
スーパータスカンの2大ワイン!トスカーナを照らす太陽と月!!
並べられているこの2本は圧巻でした!!!
2回に分けてご紹介したいと思います!


今回は「サッシカイア 99」!
元祖スーパータスカンとして今ではその名を広く知らしめていますが
その始まりは、当時のオーナーで無類のワイン好きで知られる
マリオ・インチーザ侯爵が自分の畑にカベルネ・ソーヴィニョンを
植え始めたのがきっかけで、1944年にあのシャトーラフィットから
苗木を持ってきたとか。
最初は自家用に造っていたのが、だんだんとその品質の高さが評判になり
1968年にサッシカイアとしてファーストヴィンテージをリリースしました。



リリース当時は、イタリアのワイン法において
カベルネ・ソーヴィニョン85%以上のワインは規定により
最下層のVdT(ヴィノ・ダ・タヴォラ)にランク付けされていましたが
1978年に行われた、イギリスで最も権威のあるデキャンタ誌の主催する
ブラインドテイスティングコンテストで、見事シャトーマルゴーらを抑え
ベスト・カベルネ賞を受賞し、世界的にもその品質を認められました。
1994年ついに!(自分の生まれ年に!(笑))サッシカイアのためだけの
DOC(デノミナツィオーネ・ディ・オリージネ・コントロラータ)ボルゲリ・サッシカイアに
格上げされたのです!


そのワインだけのDOCを作らせてしまうなんて流石サッシカイアですね(笑)
ボルドーのとはまた違ったカベルネのキャラクターがあり
イタリアワインらしい陽気さや親しみやすさも兼ね備えています!
(5大シャトークラスになると20年寝かせてもまだまだその魅力を感じられない事も
あるくらいですからそれに比べるとという意味で親しみやすいですね!)
ワインの持つ世界観に圧倒されるというよりも、寄り添い支えてくれるような
そういう意味での大きな存在感を醸し出していたように感じました。
アタックに甘味たっぷりのカシスの様な果実味を感じ、そこから熟したニュアンスに
流れるように移り変わり、凝縮感のある旨味が広がります。
後半は 、溶け込んだ渋みが合わさって、味わいにボリュームを持たせながら
優しく寄り添い、上品でお淑やかな酸味が全体を包み込むようにまとめています。
んー、口の中に広がる香り、鼻から抜ける香りとどこかホッとするような
心地よさでいっぱいになります…うまい!というより癒される!ですね(笑)


法律を変えさせる程のその味わいはやはり格別です!
飲んだ人全てを平等に照らし、その優しさで包み込むサッシカイア
まさにトスカーナの月ですね!笑 (勝手にすみません……)
いつまでもボーッとその世界観に浸っていたくなるような味わいでした!


数は限られていますが、まだストックが少々あります!是非お試しあれ!
次回はトスカーナの太陽(勝手に)ルーチェ!急いで仕上げます!
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