Barbera D'Alba 2012 Punset [イタリア・ピエモンテ]

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よくよく計算してみると1年は52週間しかなく、今年落ちてから毎週1記事をあげられていますが
来年のソムリエ試験まで52記事しか書けないと思うと、なかなか試験範囲全体を
網羅出来ないことに気づいた今日この頃。
焦っています!ソムリエ見習いの雨宮です!




どんどん書いていきます!
今回ご紹介するワインはまたまたイタリア!ピエモンテ州
「バルベーラ ダルバ 2012 プンセ」です!



ピエモンテの代表的なDOCGは赤がバローロ、バルバレスコ、バルベーラダスティ
バルベーラダルバ!
白だとガヴィディガヴィ、アスティ・スプマンテなどがあります!



今回のワインはバルベーラ・ダルバ!
バルベーラという土着品種で造られており、プラムのようなチャーミングで明確な果実味と
優しいタンニンが特徴で、奥行きがあるというよりもわかりやすく
ハッキリとした味わいのものが多いです!バルベーラの葡萄自体もタフで安定した収量を
確保出来る葡萄品種で、大量生産が可能で気軽に楽しめるワインとなっています!


バルベーラはバルベーラ・ダルバとバルベーラ・ダスティの2種類がありますがその違いは
産地の違いで、アルバ地方で造られたかアスティ地方で造られたかで名前が変わります。
産地の違いで味わいは変わってきますが、根本のキャラクターにブレがありません!
もちろん造り手によって濃く造ったりするものもありますが
基本的にはカジュアルタイプになります!


イタリアのテーブルワインとしてはサンジョヴェーゼが有名ですがその次に多く
栽培されている葡萄品種がバルベーラで、カベルネなどに比べて
早くから楽しめてこれと言った気難しさが無いので結構ハズレが少なく優等生です!



と思えば同じピエモンテ州ではワインの王などと呼ばれるバローロやバルバレスコなど長期熟成を
必要とするワインも造られており、さすがイタリアです(笑)
1つの州の中でも様々なワインが造られているので、終わりが見えませんーーー(泣)



あんまり重くなくて、でも飲みごたえも欲しいなぁなんて時には活躍してくれるワインだと
思うので是非お試しください!
残り48週間ビシバシ書きますーーー!!!それではこの辺で!



雨宮
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Vaipolicella Classico Les Caleselle 2015 Santi [イタリア・ヴェネト]

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昨日、オーナーがお店のインスタグラムを始めました!
インスタ映え間違いなしの繭で、皆様もリア充を満喫されてみてはいかがでしょうか?
ボトルの写真が全くインスタ映えしてないですが、精進します!
ソムリエ見習いの雨宮です!



今回はイタリアはヴェネト!
「ヴァルポリチェッラ レ カレゼッレ 2015 サンティ」を
ご紹介したいと思います!



イタリアと言えば!20州全土でワイン造りをしていて、かつイタリアでしか
栽培されていないような土着品種と呼ばれる葡萄で造られるワインが多く
そのキャラクターの多様性は様々な事でも知られています。


ワインを勉強する者にとって苦手にされている方も多いのではないでしょうか。
ちなみに僕もその一人です......(笑)
なので、このブログでもどんどん取り扱っていきたいと思います!


ヴェネトといえば水の都ヴェネチアや映画祭などでその名をよく聞きますが
北イタリアに位置し、有名なワインと言えば白はソアヴェ!
赤はヴァルドリーノ、そしてこのヴァルポリチェッラです!


ヴァルポリチェッラには、スタンダードなヴァルポリチェッラと
古くからの栽培地域で造られたものに名乗る事が許された
ヴァルポリチェッラ クラシコと2種類あります。
葡萄品種はやはり土着品種(笑)
コルディーナ、ロンディネッラ、モリナーラの3種類をブレンドして造ることが
法律で認められています。
味わいは比較的ライトでクリアなものが多いです。それでいて豊富な酸量と
収斂性のあるタンニンが備わっています。
プラムのような果実感があり、後半は骨格のしっかりとしたタンニンが全体を
まとめ上げているのでライトボディでありながらも飲みごたえがあります!



バルサミコで和えたレバーや、トマト煮込み系のお肉料理やハヤシライスなんかも
美味しそうですね!
イタリアワインの魅力の一つでもある明快さ、陽気さは家でも簡単に作れるような
料理にも気軽に合わせられるので、ホームパーティなど家で飲むときに活躍しそうです!



多様なキャラクターを産み出すイタリアワインでもっとワインを身近に感じてもらえると
嬉しいですね!
僕は飲んでばかりいないで、家でもっと勉強します.....(泣)



それではこの辺で!


雨宮
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Vosne Romanee 14 Domaine Bizot [フランス・ブルゴーニュ]

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飲んだくれにとってだいぶ過ごしやすい気候になって来ました!
ソムリエ見習いの雨宮です!
なんだかんだ言いつつオールシーズン、勉強会と称して飲んだくれてしまってますが
ここ最近は、ブログの更新率もあげつつ真面目に勉強もしている気がします(笑)





さて、今回ご紹介するワインは「ヴォーヌ ロマネ 2014 ドメーヌ ビゾ」です!
いや~おいしいです(笑)ブルゴーニュの好きな生産者の一人ですね!



ドメーヌ ビゾの特徴の一つは何といっても徹底した自然派農法です。
醸造に関しても、葡萄のピュアな味わいを表現するために、SO2のほぼほぼ無添加
収穫量を抑えた健全な葡萄の全房発酵、無清澄・無濾過での瓶詰め、ヴォーヌロマネの
村名以外は樽ごとに瓶詰めしブレンドしないなど数え上げればキリがないほどの
こだわりがあります。



そんなビゾのこだわりが詰まったワインの味わいはやはり唯一無二!
ビゾをビゾたらしめる個性や魅力が詰まっています!
比較的若いピノは酸がまだ落ち着きが無く荒々しく感じられたり、それ故に
味わいがどこかシャープで全体的に華奢な骨格のものが多いですが
15ヶ月以上の熟成やSO2の添加量をほぼほぼ0にすることにより早くから
調和のとれた味わいになります!
勿論今回のワインも開けるタイミングはまだまだ早かったですが、その時にしか
感じることができない要素も多くあるのでこれはこれで勉強になります!



また全房発酵や無清澄、無濾過などネガティブにとらえられがちな要素も見事に
取り込み調和させることにより、どこか人間味あふれるというか、完璧でないからこそ
の美しさ、素晴らしさを感じさせてくれます!


ビゾのワインを飲むと、そのこだわりがワインに余すことなく表現されていて
緻密に計算された美しさと言いますか、天才的な表現者だなと感動します.......



あとはやはりテロワール!偉大な生産者をそうたらしめているのは、やはり畑ですね!
遥か昔から脈々と受け継がれる歴史の結晶で、その優位性はやはり揺るがないですね。
下の写真の様にこの距離で味わいに違いが出るのですからもうすごい話ですよね(笑)
ベランダ位の葡萄畑が1億5千万で取り引きされてるんですから狂気の沙汰ですね(笑)
東京よりも土地高く、坪いくらなんでしょうか。想像するのも怖いくらいです.....
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偉大なワイン、生産者に出会ったときに感じられる幸福感は他の物には代えがたく
圧倒されます。
彼らの共通項はやはり偉大なテロワールの体現者であることだと思います。
DRCをDRCたらしめたのはやっぱりロマネコンティなのですから(笑)
そのテロワールの持つ魅力をナチュラルに表現するために自然派だったり、
DRCでは遥か昔から行われているワイン造りをいまだにしているなど
それぞれの愛が詰まっている訳ですね!


是非機会があればお試しください!!!


雨宮

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Petit Enira 2011 [ブルガリア]

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早いもので2017年も残り4ヶ月!!
9月に入りました、ソムリエ見習いの雨宮です!
ここ1週間くらい秋の様な涼しい日が続いていますが、涼しくなってくると
食欲の秋という事で、食事は勿論ワインの方も様々なタイプのワインをお勧めしやすく
なり、またすすみますね!



この間行ってきたノムリエ仲間たちとのバーベキューでは面白いくらい
ニューワールドピノや、白でも醸しを長く行った造りのものや、ノンフィルターの
少し濁りのあるワイン達が多くみられ、暑かったり野外で気軽に飲むなら
やっぱりスクリューキャップのものとかの方が親しみ易く楽しめます!
近年はニューワールドのワインがそのクオリティの向上により、注目されてきていて
ワインの持つ世界観をさらに広げている気がします!これからますます楽しみです!





さて今回ご紹介するワインはブルガリアのメルロー!!「プティ エニーラ」です。
他にもシラー、プティベルド、カベルネなどがブレンドされています。
ブルガリアのワインなんて珍しいなと思い、調べてみると意外と世界最古のワイン醸造
輸出国の一つだったとか。しかし、国自体が歩んだ歴史に大きく影響を受け、一時期は
ワイン造りが中断された背景もあり、ワイン産業が再び発展しだしたのは1950年代以降に
なるそうです。1947年に国営公団VINPROMが設立され、ブドウ栽培から醸造、輸出に
至るまで管理しています。


紀元前からワイン造りを行っていたこともあり、2000をこえる土着品種があり独自の
キャラクターを持ったワインが多くあります。
今回のワインのように世界的な品種も栽培されているので、これからのワイン造りに注目が
集まっています。


プティエニーラはブルガリアの首都ソフィアから南東にあるバザルジク州で造られており
この地区はカベルネ、メルロー、プティベルドなどボルドー品種が多く栽培されています。
それらの葡萄に適した気候条件等が揃っているのと、人件費がボルドーの1/10で
その分醸造施設に力を入れらると話すのは、ボルドーはサンテミリオンの名門
ハプスブルク家の末裔ステファン・フォン・ナイペルグ伯爵です。
サンテミリオンではラ・モンドットやカノン・ラ・ガフリエールなどを手掛けており
メルローのスペシャリストの一人でしょう!


美味しいわけですね(笑)
どこかボルドーの様な風格を携えていながら、ブルガリアならではのブレンドで
個性を際立たせています!コンクリートタンクで低温浸漬でゆっくりと抽出し
樽での熟成を約1年、香りと味わいに複雑味とボリュームを与えながら、口当たり
まろやかな造りとなっております。



これからの季節進みそうなワインです!ジビエや味のしっかりしたお肉料理なんかと
合いそうです!それでいて価格がお手頃!カジュアルにもフォーマルにも楽しめる
万能型のワインかなと思います!
機会があれば是非お試し下さい!!


それではこの辺で。

雨宮

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BBQでのワイン達
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