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Clos de Vougeot Grand Cru 11 (Tortochot) [フランス・ブルゴーニュ]

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みなさま明けましておめでとうございます。
7か月ぶり、というか今年初めてブログのページを開きました。(笑)
只今、当店のホームページをリニューアル中でして
このブログも当然リンクを貼りますので
少しは更新していかないとまずいな。。。
みたいな。。。感じです。。。

そして、そして、本日ご紹介するワインはブルゴーニュの赤ワイン
「クロ ド ヴージョ グランクリュ 2011」
造り手は「トルトショ」です。
今日の朝までカウンターで飲んでましたね。R様ご馳走様。

この造り手は日本での知名度はまだまだ低いですが
ジュブレシャンベルタン村を本拠地に4代に渡りワイン造りを行う名ドメーヌです。

近年ではブルゴーニュ全体の自然環境にも配慮したワイン造り。
例えば、ブルゴーニュに生息する全ての植物や動物、昆虫等の生態系を
壊さずに人間との共存をどのように図りながらブドウ栽培を行うか。等
チョット難しい話ですが、そういった活動に力を注ぎ
業界でも注目を集めているようです。

今回のワインは「クロ・ド・ヴージョ」特級畑の面積ではブルゴーニュ最大で
その中に70以上のドメーヌがひしめき合っている場所です。
その土壌の個性、と言うよりも、その造り手の個性、が味わいに出る。
とも言われる村であります。

そしてこのワインは2011年ヴィンテージ
ブルゴーニュ全体で天候に恵まれず、非常に厳しい年でした。
リリースするワインの数が殆どの造り手で半減したといわれる位で
この年のワインが少ない為に、以後12年、13年のブルゴーニュワインの値段も
かなり吊り上がっている傾向にあります。

さて肝心の味わいですが
収穫時期の見極めや選果等、、丁寧な仕事の成果でしょう
果実の薄さ等は全く感じられません。
甘草やフレッシュハーブ香りから、舌に纏わり付くじんわりとしたタンニン
グロゼイユや野イチゴのような快活で躍動感のある酸味
重厚さと軽快さ、力強さとしなやかさ、表裏にあるキャラクターが一体となった
完成度の高い味わいだと思います。

是非お試し下さい!

ゆるーい感じで又、更新していきます。

田原







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Echezeaux 14 Richard Maniere [フランス・ブルゴーニュ]

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2018年FIFAプレゼンツロシアW杯もフランスの2度目となる優勝で
幕を閉じました。
初の決勝の舞台に立ったクロアチアも健闘しましたが今年のフランスは
強かったですね!数大会前は選手のボイコットなどあり、大会中に
空中分解などと多くの困難を乗り越えてきただけあって
チーム一丸に戦っていたのが勝因の一つではないでしょうか。


今回もサッカーの挨拶になってしまいました(笑)
ソムリエ見習の雨宮です!



今回はフランス優勝を祝して、このワインを!!!
「エシェゾー 2014 リシャール マニエール」です!


このリシャール・マニエールという造り手は遡ること1795年からヴォーヌロマネ村で
ワイン造りをしている歴史的な造り手です。
もちろん、コート・ド・ニュイでは北はフィサンから南はニュイサンジョルジュまで
幅広くワイン造りを行っていますが、本拠地はヴォーヌロマネ!


しかも今回のワインはヴォーヌロマネ村のグランクリュ!エシェゾー!
さらにさらにこのエシェゾーは
かのDRCの所有するエシェゾー・プーライエールの真ん中に位置しているのです!
もちろんDRCのエシェゾーもマニエールのもどちらも唯一無二ですが
DRCがその畑の権利を熱望するほど、好条件の位置にあります!


ワイン造りはクラシカルで伝統的!
味わいに重厚で豊満な高級感を与えています!


なにかとブルゴーニュのワインを飲むことが多かったこの頃ですが
やはりグランクリュともなると、グランクリュしか持ちえない香りや
あの舌触りは何とも言えません!


しかし同時に感じるのは飲み頃の難しさでしょうか。
単一品種100%で造られているのもあり、ヴィンテージや村や畑
生産者ごとに違いが生まれ、飲み頃の、単純にうまい!といえるブルゴーニュに
なかなか出会えないものですね。


今回のエシェゾーもやはりそれでした。
若すぎるとわかっていて開けはしましたが、やはり縮こまっていて
美しさを兼ね備えていながら、全くバランスが悪い。
有名なワインの漫画で飲み頃を迎えていないワインを開けることを
胎児を引きずり出したかのようなどと過激な表現がされていましたが
その残念な気持ちは十分に伝わりますね。


個人的には人に例えるなら、開けずに熟成を重ね飲み頃を迎えることは
多くの経験と人との出会いによって成長していくかのような
充実感をワインから感じますが、早くに開けてしまうことは
グラスに注がれてからだんだんと大人に逞しくなるといったことはなく
ものすごいスピードで「老い」ていくように感じました。


そこにベストのタイミングはなく、気が付けば枯れ果ててしまっている。
なんとも切なくなります。。。
しかしこれも勉強!もっと多くのワインを飲み、ワインにとって
ベストなタイミングでサーヴできるよう
日々酔っぱらっていきたいと思います!(笑)
その日その瞬間に、お客様にあったワインをお勧めできればなと思います!


それではこの辺で。


雨宮




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Vosne Romanée 2008 Forey père et fils [フランス・ブルゴーニュ]

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再来週に迫ったホワイトデー!
勿論、一個ももらえなかったバレンタインデーだったのでお返しは
何にしようかなんて考える必要がなく、蚊帳の外ただただ何の気苦労もなく
迎えようとしています。
ソムリエ見習いの雨宮です!
あの人にはこれをー、あの人にはこっちの方がいいなーとか悩まされたいです!(切実)



今回ご紹介するするワインは程よく熟成ピノ!
「ヴォーヌ ロマネ 2008 フォレ ペール エ フィス」です!
10年モノのピノ・ノワール!80年代、90年代などの熟成香バンバンの
ピノもいいいですが、純粋な生き生きとした果実感と熟成感の調和という意味では
これくらいのものが丁度いいですね!


旨味や梅のようなニュアンスが出てくる前で、フルーツのピュアな味わいが
淡くセピアがかってきています。
フォレのワイン造りにも今飲んで美味しい理由があります!
フォレはワイン造りには葡萄の出来が最も重要であると考えており
更にはピュアな葡萄本来の味わいを出すために、新樽の使用率も20〜50%と
ヴィンテージによって変えながら控えめに使用し、40%は徐行せずそのまま醸造
また無清澄、ノンフィルターで仕上げています。


無清澄、無濾過だと飲み頃になるまで時間がかかる印象ですが
その時を迎えた時の破壊力は凄まじいですね(笑)


醸造の部分でかなりワインの味わい、飲み頃など変わるので
やっぱりワインは奥が深いです。。。
その気難しさが楽しくもあり、難しくもあり。
もっと飲まねば。(笑)



それではこの辺で!


雨宮

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Morey Saint Denis 1er Cru Clos des Ormes 12 Georges Lignier [フランス・ブルゴーニュ]

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今年も無事!バレンタインデーを0個で終えました!
生きているうちに一度でいいから、沢山のチョコを貰ってみたいものです!
「こんなに食べきれないよ…やれやれ」なーんて妄想ばかりが膨らみ
毎年同じ結果に終わっています(笑)
ソムリエ見習いの雨宮です!モテたいです(笑)


さあさあ気を取り直して!
今回ご紹介するワインは「モレ サン ドニ プルミエクリュ クロ デ ゾルム 2012」です!
造り手はこの人!ジョルジュ・リニエ!
傷心中の僕の心を癒してくれるのは勿論ブルゴーニュ!
個人的には今飲むなら、12年は優しく甘やかで、13、15は溌剌とした果実味、酸味を
感じられインパクト強く陽気な印象があり見かけると何かと飲んでしまいます!



ここ最近飲んだ12年のもので1位、2位を争うんではないかという今回のワイン!
ジョルジュリニエのワインを飲むとやっぱりブルゴーニュが好き!と声に出してしまうくらい
古き良きブルゴーニュと言いますか、ピュアな優しい味わいで溢れています!


2002年からジョルジュリニエは甥に醸造責任者の地位を譲り、今現在は甥のブノワ・ステリーが
指揮をとっていて、最近のスタイルは新樽比率を下げ、天然酵母で発酵など
ナチュラルで自然由来のワイン造りを行なっています。
その愛情がヒシヒシと伝わります(笑)
生産者の思いやテロワールの鏡とはまさにこの事!
気付いた時には1本飲んでいました(笑)
口に含んでから飲み込むまで、全くのストレスを感じることなく体に染み渡っていきます。



料理にも寄り添い、その場の空気や会話にも寄り添う。
大切な人と2人でゆっくり話でもしながら、気張らず気の知れた空間で
過ごす時には是非ジョルジュリニエを(笑)
邪魔することもなく気をとられることもない。
まるで空気のようなサービスマンのようですね!こんなサービスマンになりたいなぁ。


見かけた時は是非お試しください!
ブルゴーニュ飲みたい気分なら外さないと思います!
当店にもまだ在庫ございます!僕が全て飲み切る前に飲みにいらしてください(笑)
安心して下さい、そんな事しません。
皆様に飲んでもらえる日をワインと共にお待ちしております(笑)



それではこの辺で!


雨宮
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Cotes de Nuits Villages Seigneurie de Posanges 2008 Remoissenet [フランス・ブルゴーニュ]

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ここ2週間で2回も雪が降り、押し寄せる寒波に身も心も震え
外出する気が全く起こらない今日この頃ですが。
安心してください、自称ノムリエ雨宮は雨ニモマケズ寒波ニモマケズ
呑んだくれております。(笑)
1月29日は7時から飲み始めて気がつけば朝の5時を回っていたとかいないとか。
季節外れの怖い話をお送りしたところで、もちろんちゃんとワインを飲んでます!



今回ご紹介するワインは
「コート ド ニュイ ヴィラージュ セニュリ ド ポサンジェ 2008」です!
つい1週間くらい前に入ってきたこの子ですが、もうすでに4、5本はお客様に
飲んでいただいています!
このワインはボトルのどこを見渡しても生産者の名前が入っていないんです。
曰く付きか?と思いきやこのワインは大手ネゴシアン・ルモアスネのワインなのです!
変な先入観を持たずして楽しんでもらいたいという思いから
ボトルには生産者の名前を入れていないのです。
前当主のローラン・ルモアスネは裕福な貴族の家系で、60〜80年代のワインを大量に
買い付けており、今現在もバックヴィンテージのストックを大量に保持していることでも
有名です。



ネゴシアンものというと何かと印象は良くないように感じられますが
実際はそんな事なく、ネゴシアンものだろうがそうでなかろうが
美味しい物は美味しいです!
しかし!今回このワインを紹介したい理由は他にあるのです!
写真の2枚目に載せましたが、そう何を隠そうこのワインの中身は
シルヴァン ロワシェ のコート ド ニュイ ヴィラージュ シャントメルルなのです!
キャップシールを剥がしてビックリ!大きくSLの文字が書いてあり
開けてみるとシルヴァンロワシェの文字が!
ボトルもよく見るとシルヴァンロワシェ独特の口の部分の出っ張りが大きいですね!


シルヴァンロワシェが造ったコートドニュイヴィラージュ シャントメルル 2008を
ルモアスネ社がボトルごと買い取り、ラベリングしたものだったのです!
外見と中身のギャップもさることながらやはりその味わいも最高です!
なぜシルヴァンロワシェがそのままリリースしなかったかは謎のままですが
そんなミステリーもまたブルゴーニュに行って確かめたいですね!



コートドニュイヴィラージュということもあり、プティ・シルヴァンロワシェを楽しみつつ
なんと言っても安い!!10年熟成ピノでシルヴァンロワシェが楽しめるということもあり
オススメしまくっています!(笑)
なかなか他では出会えないようなワインだと思いますので是非当店で!!(笑)


個人的にも買おうか迷っています!
もし見かけたら是非お試しください!
それではこの辺で!


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Nuits St Georges 1er Cru Les Pruliers 2004 Taupenot Merme [フランス・ブルゴーニュ]

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年を取ればとるほど1年は短く感じるようになる、なんて聞いたことがありますが
23歳ソムリエ見習の雨宮、すでにめちゃくちゃ短く感じています(笑)
メリークリスマス!今年最後の投稿です!



今回はブルゴーニュ「ニュイサンジョルジュ プルミエクリュ レ プリュリエ
2004 トプノ・メルム」です。
モレサンドニ村で代々続くドメーヌで、現当主の母にあたるドゥニーズ・メルムが
あのアンリ・ペロ=ミノ夫人と姉妹だったことから、多くの優良区画の畑を
分割相続したことでも有名です!
今回のワインはニュイサンジョルジュの中でも1、2を争う人気畑「プリュリエ」!
繊細でチャーミングなワイン造りを掲げていますが、このプリュリエはなんと男性的か!
13年たっているのでもう丸く優しくなっているかなと思いましたが
飲んでみて驚きました!味わいがシリアス(笑)
祖父に会いに行き、ウキウキ気分でおじいちゃーん!って駆け寄ると
ファーストコンタクトで叱られた気分です(笑)わかりづらいですね...


優しい味わいにを期待して甘えようと思いきや、全然甘えられず
厳しく接しられたかのような.....
気持ちを切り替えてまたまた飲んでもやっぱり変わらず。
重心の低さ、ワインのテーマがシリアスで、逆にこういう世界観を持った
ワインにはなかなか出会えないので良かったです!
あと6、7年たつとどうなるか楽しみなのと今のこの世界観にあった
シチュエーション、タイミングでまた飲みたいなと思わせるワインでした!!


恋人たちで盛り上がるクリスマスですが、寂しく一人で過ごすクリぼっち。
ワインにも慰めてもらえず、しっかりせい!と活をいれられ。
一人でもたくましく生きていこうと思わされました(笑)


皆さんもぜひ機会があれば!
それでは!!

雨宮
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Bourgogne Roncevie 2013 Arlaud [フランス・ブルゴーニュ]

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いよいよ残り2週間!来週にはクリスマスも迫っています!!
飲食業はここが1番の頑張りどきではありますが
続々忘年会の予定も埋まってきており、文字通り今年1年を
吹っ飛ばすくらいおいしいワイン達を飲んでやろうと思います!(笑)
ソムリエ見習いの雨宮です!



今年ラスト2回!本日ご紹介するワインは「ブルゴーニュ ロンスヴィ 2013 アルロー」です!
ブルゴーニュ ロンスヴィはいわばACブルゴーニュです。
もともとはジュヴレ・シャンベルタン村に属していたのですが、先先代が畑を買い足した時に
なんとジュヴレ・シャンベルタンから外されACブルゴーニュに……!
しかしそんなことにもめげずにワイン造りに真摯に向き合ってきたアルローは
今やブルゴーニュでは今後が最も期待されている生産者の1人になっています!
僕たちワインラバーからすると、村名が付いただけで値段がかなり高くなってくるので
嬉しい限りですね(笑)
収量を極端に抑えたワイン造りによって凝縮感あるパワフルな味わいになってます。
ジュヴレ・シャンベルタンにも勝るとも劣らないコスパ抜群です!


元々の葡萄が凝縮感たっぷりなので醸造の面では所謂全房発酵などはさせず
ステンレスタンクで低温発酵させ、それも濃く抽出し過ぎないようにし
葡萄のピュアな味わいが感じられます。
そのせいか、他のコート・ド・ニュイの村名2013年のものよりも親しみやすく
線の細い繊細な骨格で形成された味わいはどこか優しさに包まれます!



口内で緊張感を与えず、すっと体に染み渡っていくアルローの世界観は
素敵です…(笑)
濃い骨太なピノも繊細な優しいピノもどっちもいい!!(笑)
優柔不断な僕はどっち派とか選べないなーーーー
どっちも好きですw
ブルゴーニュはピノ100%なので、醸造や土壌の違いでここまで変わるから
改めて面白いです!
寒くなってきて濃いワイン達に飲み疲れたら是非お試しアレ!です!



年内ラスト盛り上げて行きましょーーー!
それでは!


雨宮
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Richebourg 1982 Remoissenet Pere & Fils [フランス・ブルゴーニュ]

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11月に入り、2017年も2か月を切りました!
北半球ではどこも葡萄の収穫を終え、収穫祭ボジョレーヌーヴォーの季節ですね!
もちろんワインバー繭でも、水曜日から木曜日にかけて営業していますので
どこよりも早く解禁をお楽しみいただけます!
詳細は来週アップいたしますので、お楽しみに!!
ソムリエ見習の雨宮です。



今回ご紹介するワインは「リシュブール 1982 ルモワスネ」です!
もはや言わずとも知れたヴォーヌロマネ村のグランクリュの一つ!
漫画「神の雫」でも1巻にこの畑のワインが登場し、まるで花畑にいるようだと
表現されていました!


今回はルモワスネの造るリシュブールはちょっと他とは異質なものに!
偉大な畑から生まれるワインは長期熟成が欠かせない。という彼らのこだわりから
リリースされるのは10年を超えるものがほとんど!
しかも澱がワインに悪影響を与えるのを避けるために、10~20年たったものは
澱引き、リコルクしまた寝かせるという徹底ぶり。
リシュブールというグランクリュがもつ魅力を最大限発揮させるために
尋常ならざるこだわりですね(笑)




抜栓しグラスに注ぐと(リコルクしてあるので僕にも優しい.....)35年の熟成から
まだまだ眠っているようで。
その中にひっそりと隠れている果実感が、なんともこれから始まる物語の
序章のようでワクワクさせられます!
大きめのグラスでゆっくりと飲んでいるとどんどん果実のフレーバーも上がってきて
他にも熟成からくる様々な香りと相まってとてつもないスケール感を演出しております!



後半少しタンニンが気になっていたので、もう少し早めに空気に触れさせたほうが
良かったかなと思いましたが、扱いが本当に難しいですね.....
彼らのこだわりにこたえられるだけの技術等を身に着けていかなければと
実感させられました!
もっともっと勉強ですね!



それではこの辺で。


雨宮

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Gevrey Chambertin 1982 Camus [フランス・ブルゴーニュ]

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2週連続!!熟成ワイン!
しかも今回は35年熟成のジュヴレシャンベルタン!
開けてビックリ!飲んでビックリ(笑)
やっぱりまだまだワインは奥が深いです....
ソムリエ見習の雨宮です!



今回ご紹介するワインは「ジュヴレシャンベルタン 1982 カミュ」です!
お客様の生まれ年のワインと言うことで飲んでいただきました。
今回このワインを飲まれるということで、いろいろな意味でドキドキしていました(笑)
まず無事に開けられるのか!ボルドーのグランヴァンならまだしも今回はブルゴーニュ!
しかもただの村名ジュヴレシャンベルタン.....前日には夢にも出るくらいハラハラドキドキ
していました(笑)



ボトルの口を確認すると今ではキャップシールですが、この頃のものはロウで
それが更にプレッシャーに....(泣)
心折れそうになりながらも慎重にスクリューを指すとおっ!意外とすんなり入る!
ゆっくり引き上げますがいやいやこれがビックリ崩れることなく抜けました!
ロウで密閉されていたからか、保存状態が良く35年の歳月を感じさせないくらい
しっかりとしていました!


しかし!重要なのは味!色味もかなり煉瓦色がかっていて、透明感があります。
グラスにそっと注いでお酢のように酸っぱくなっているであろうと香りをかぐと
何とも甘やかな香りが!(笑)
イチゴをブランデーで煮詰めたような、乾いた熟成香と甘い果実の香りの調和が
素晴らしです!
飲むとさらに複雑!ドライフルーツのような果実味とダシのようなうまみがギュッと
つまっています!


これこそ時を飲むですね(笑)
2010年代のヴィンテージのものも何回も飲んでいますが、それぞれ良さがもちろん
ありますが、個人的には82年の方が好きですね!
美味しいです(笑)古いし、価格も違うから当たり前だろ!と思われる方も
いらっしゃるかと思いますが、それがカミュはジュヴレシャンベルタン村で最も
グランクリュを持つドメーヌで、それ故どんどん価格が上がっているブルゴーニュ
ワインの中では比較的手ごろな価格で飲めるのです!




僕が生まれるずっと前に造られたワインを飲むというのも不思議な感覚で。
アジが出てきていました(笑)僕もワインに負けないようアジのある人に
なりたいものです!!
ドメーヌカミュ、穴場です!見かけたら是非お試しあれ!



雨宮

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Vosne Romanee 14 Domaine Bizot [フランス・ブルゴーニュ]

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飲んだくれにとってだいぶ過ごしやすい気候になって来ました!
ソムリエ見習いの雨宮です!
なんだかんだ言いつつオールシーズン、勉強会と称して飲んだくれてしまってますが
ここ最近は、ブログの更新率もあげつつ真面目に勉強もしている気がします(笑)





さて、今回ご紹介するワインは「ヴォーヌ ロマネ 2014 ドメーヌ ビゾ」です!
いや~おいしいです(笑)ブルゴーニュの好きな生産者の一人ですね!



ドメーヌ ビゾの特徴の一つは何といっても徹底した自然派農法です。
醸造に関しても、葡萄のピュアな味わいを表現するために、SO2のほぼほぼ無添加
収穫量を抑えた健全な葡萄の全房発酵、無清澄・無濾過での瓶詰め、ヴォーヌロマネの
村名以外は樽ごとに瓶詰めしブレンドしないなど数え上げればキリがないほどの
こだわりがあります。



そんなビゾのこだわりが詰まったワインの味わいはやはり唯一無二!
ビゾをビゾたらしめる個性や魅力が詰まっています!
比較的若いピノは酸がまだ落ち着きが無く荒々しく感じられたり、それ故に
味わいがどこかシャープで全体的に華奢な骨格のものが多いですが
15ヶ月以上の熟成やSO2の添加量をほぼほぼ0にすることにより早くから
調和のとれた味わいになります!
勿論今回のワインも開けるタイミングはまだまだ早かったですが、その時にしか
感じることができない要素も多くあるのでこれはこれで勉強になります!



また全房発酵や無清澄、無濾過などネガティブにとらえられがちな要素も見事に
取り込み調和させることにより、どこか人間味あふれるというか、完璧でないからこそ
の美しさ、素晴らしさを感じさせてくれます!


ビゾのワインを飲むと、そのこだわりがワインに余すことなく表現されていて
緻密に計算された美しさと言いますか、天才的な表現者だなと感動します.......



あとはやはりテロワール!偉大な生産者をそうたらしめているのは、やはり畑ですね!
遥か昔から脈々と受け継がれる歴史の結晶で、その優位性はやはり揺るがないですね。
下の写真の様にこの距離で味わいに違いが出るのですからもうすごい話ですよね(笑)
ベランダ位の葡萄畑が1億5千万で取り引きされてるんですから狂気の沙汰ですね(笑)
東京よりも土地高く、坪いくらなんでしょうか。想像するのも怖いくらいです.....
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偉大なワイン、生産者に出会ったときに感じられる幸福感は他の物には代えがたく
圧倒されます。
彼らの共通項はやはり偉大なテロワールの体現者であることだと思います。
DRCをDRCたらしめたのはやっぱりロマネコンティなのですから(笑)
そのテロワールの持つ魅力をナチュラルに表現するために自然派だったり、
DRCでは遥か昔から行われているワイン造りをいまだにしているなど
それぞれの愛が詰まっている訳ですね!


是非機会があればお試しください!!!


雨宮

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