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フランス旅行記(2) [フランス]

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いよいよ明日に迫って来ました!
かれこれこのブログを書き始めてから1年がたったかと思うと
長かったようであっという間のように感じます!
不思議と大学受験の方が緊張しなかったのですが....(笑)
明日はベストを尽くします!
ソムリエ見習いの雨宮です!



さて今回は予告通り、ブルゴーニュでのワインツアーでの事を
書かせて頂こうかと思います!




実際に畑に立ち、葡萄が育っている環境を肌で感じることができたのが
今回のフランス旅行で1番の収穫だったと思います!
ブルゴーニュといってもいわゆるコート・ドール「黄金の丘」と言われる
1部しか見ることができなかったですが、普段文章でしか知ることができなかった
物が実際目の前で見て触れることができ、より一層イメージがわきました!



丘の上から緩やかに下る斜面に広がる葡萄畑があり、同じジュヴレシャンベルタンでも
ムルソーでも、同じ畑の中ですら細かい起伏が見られ、造り手ごとの違いが生まれる理由を
目の当たりにしました。
意外だったのが、小さな生産者が多いブルゴーニュでそれぞれの畑は柵とかで
囲われているものだと思っていましたが、意外とアバウトで(笑)
1枚目の写真にあるように、本当に人1人が通れる道を挟んですぐ隣が
もう別の人の畑であること(笑)
葡萄の木の下を見ると造りの差がわかると思います!
もうこの距離感で味わいが変わったりすることがあるんですから
なんと複雑か!
この畑の何本目から何本目までがうちの葡萄、というような分け方をしているようです。



また土壌を近くで見てみても畑ごとに全然違って、柔らかい粘土質の土壌の場所は
雨や風で少しえぐれるようにへこんでいたり、逆に石灰質や石が多い土壌では
こんもり盛り上がっていたりと。
同じ造り手の畑違いのワインを飲ませて頂きましたが、石灰質の土壌のワインは
張りがあり、口に含むとパワフルで少し緊張感が感じられますが
粘土質の土壌のワインは、同じヴィンテージでも柔らかく親しみ易い味わいに
なっていました。


元々土壌の違いも、長年そこで生活してきた人々の影響も受けており
自然に勝手に出来上がったものではなく、人と自然が長年お互いに関係しあって
出来たものだとわかり、その結晶がワインなんだと思うとなんだかただの葡萄酒
という存在を超越した神秘的なものに感じました。
世界中の人々を魅了する理由の一つが垣間見れた気がします!



今回の旅行を通して次は長期で滞在したくなりました!
いつかは1年くらいフランスに行ってみたいと思います!
それではこの辺で!

雨宮
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Sancerre Cuvee Prestige 09 (Lucian Crochet) [フランス]

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こんばんわ。ソムリエ見習いの雨宮です!
今回ご紹介するワインは先日ご来店してくださったお客様に飲んで頂いた
「サンセール キュヴェ プレステージ 09」です。



サンセールとは約1000㎞にも及ぶロワール川上流に位置し(日本の南北の長さが約3000㎞
なので日本の1/3もの距離流れている川と言うのも凄いですよね...)
ソーヴィニョンブラン100%で造られるのが特徴です。
今や世界各国で造られ、栽培面積も第5位と人気の葡萄品種の一つで
フルーティな柑橘類のニュアンスと青っぽいハーブのような苦味があり
爽やかな葡萄として知られていました。(ピーマンのような青っぽさがあります)
一時期はシャルドネに人気を独占されていましたが、71年のロバート・モンダヴィを始め
ニュージーランドの「クラウディベイ」などの活躍により、気候や醸造方法の違いにより
味わいに多彩なバリエーションを持った葡萄として再び人気を取り戻し、今日では
白ワインの三大品種として人気を博しております。



今回のワインの造り手「リュシアン・クロシェ」はサンセールを代表する造り手の1人で
彼らは5世代に渡り、200年以上もの間サンセールでワイン造りを営んでいます。
歴史と伝統を重んじながらも、ワイン造りに対し貪欲で、近代的な最新の醸造設備を整え
その畑や葡萄、時代に合ったワイン造りをしています。


畑の違いによって数種類のワインを生産していますが、今回「キュヴェ プレステージ」は
その中でも特に優れた畑の葡萄のみを使って造られるワインで
遅摘みの葡萄(葡萄が完全に熟すまで収穫を遅らせる事)を使い
しかも葡萄の出来が良い年にしかリリースしないという徹底ぶり。
(遅摘みはただ収穫を遅らせれば良いと言うわけではなく過熟し腐らせてしまったりと
見極めが難しく、ワインを造る上でとてもリスキーなのです!)


最新の醸造技術を取り入れながらも
「良いワインを造るためには良い葡萄を造らなければならない」と
代々受け継がれてきたポリシーを大切にしており、ワインにはその葡萄本来のポテンシャルが生かされています。
一粒一粒熟度を確認しながら手作業で収穫していき、その後葡萄の新鮮さを損なわない為に
直ぐに空気圧圧搾機にかけ、温度調節機能の付いたステンレスタンクで完璧な温度管理のもと
醸造する。限りなくピュアな葡萄の旨みを逃さない徹底されたスタイルです。


そのようにして造られたワインは、やはりリッチで芳醇!何層にも味わいが感じられ
深みがあります…。うーん、美味しいっ(笑)
グラスに注ぐとその中で、ゆっくりと香りが充満していき、濃くて優しく暖かみすら感じられ
クリームの旨みの詰まったソースのようで脳に沁み渡ります.......

それでいてソーヴィニョンブラン本来の酸味と柑橘類の果実味が全体を支えていて
クリームソースにハーブのアクセントが加わったような味わい.....!
ディルを使ったクリームソースの魚料理が食べたくなります(笑)
その一体感はまるでお皿に綺麗に盛り付けられた一皿のようで完結していて
しかし寄り添うような優しさがありました。
温度はやや高くてもヘタれず、美味しく楽しめるのかなと。


それにしてもソーヴィニョンブラン恐るべし!リュシアンクロシェ恐るべし!です(笑)
ソーヴィニョンブラン100%のワインで一度は飲んでおきたいですねー


機会がありましたら是非試してみてください!




雨宮
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