Chateau Batailley '98 [フランス・ボルドー]

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本日のワインはボルドーの赤ワイン「シャトーバタイエ'98」です。
初めてご来店のお客様に飲んで頂きました。

ポイヤックという地区のワインですが、このポイヤックというアペラシオンは
「堅牢なタンニンと密度の濃い果実味」と言った
「ザ・ボルドー」的なイメージがありますが
このバタイエの畑の位置はサンジュリアンという地区に隣接しており
気候が非常に安定していて「ヴィンテージ差の少ないバランスの良いワイン」
とされるこのサンジュリアン地区の個性も兼ね備えている為
ポイヤック独特の「ズトン!」とくる
ピーターアーツのボディブローのような強烈なアタックはありませんが
代わりに繊細で伸びのあるタンニンとカシスのような香りを楽しめます。
このワインのオールドヴィンテージは飲んだ事ありませんが
当たり年であれば、30年40年と楽しめるそうです。(他店のソムリエさんに聞きました)

3年程前にまとめ買いしてからちょこちょこと売れるワインですが
今飲んでも十分に楽しめますし
数年寝かして置いてもまだまだ綺麗な熟成をしそうな期待が持てます。

又、ボルドーでは「オープンマーケット」と言って全てのワインを市場に一度出荷してから
そこから値段が決まるのが一般的ですが(築地の仲卸しみたいなものです)

しかしこのシャトーは、ボリーマヌー社というネゴシアンが管理していまして、
マーケットを通さず、自分達で値付けして出荷しています。(農家直売みたいな物です)

その為、市場にはあまり出回りませんが、比較的お手頃で親切な価格帯で入手でき
コストパフォーマンスという点で、私たちお店の者にしては重宝するワインでもあります。

説明文ばかりで読んでて飽きてきた方もいると思いますが、もう一つ

ボルドー大学の「ドゥニ・ドゥヴルイユ」氏という非常に緻密なワイン造りを推奨する
「アーネスト・ホースト」みたいな教授をコンサルタントに迎え
近年更なる品質の向上がされているシャトーでもあります。

お試しを!

                                     

田原
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