Chateau Rauzan Segla 1999 [フランス・ボルドー]

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本日ご紹介のワインはボルドーの赤ワイン
「シャトーローザン・セグラ1999」です。

昨日、常連様が次々とカウンターに集まり
Z社長がこれを開けられました。
そして、みなさま色々な美味しいワインご馳走様でした。
このまま飲んでると、お昼ぐらいまでなるなと思い
僕は気付かれないようにお店を後に致しました
お疲れっした!(笑)

さて、これはマルゴー地区の物でグランクリュ2級のワインです。
一般にスーパーセカンドと言われる
シャトーラスカーズ、シャトーピション・ラランド、シャトーコスディス・トゥルネル等と比べ
いささか表立って出てこないような地味なイメージのワインですが
実力は素晴らしいレベルのワインを造り続けるシャトーです。

このシャトーの逸話として良く語られるのが
ボルドー80年代で最悪の年と言われた1987年
ブドウの出来が不良だと言う事でローザン・セグラとしてのリリースを辞め
他のシャトーから大ブーイングを受けました。

フランスワインは自然や天候に逆らわないように造ります。
安定供給されるニューワールドのワインのように
雨が少ないからと言ってスプリンクラーを使ったりする事も出来ません。
ですから当然天候によってブドウの出来、不出来があり
当たり年や残念な年があるのも当然であり
値段の高低があるのも又、当然であり
逆にそれがフランスワインの世界の面白さとなってるのも事実です。

なので、全くリリースをしないというのはやっぱり反則かな?こだわりとも取れる?
しかし皮肉な事に、これをきっかけにこのシャトーの信頼性がアップしました。

今回のこの1999年。素晴らしい熟成です。
濃い紫色の色調から、重たく閉ざされた味わいをイメージしましたが
抜栓直後から親しみやすい優しいタンニンと、優雅な香りに包まれ
豊かな黒系果実のアタックと、シルクのような舌触り、余韻も長く
上質でエレガントな液体は「洗練」という言葉がぴったりだと思います。
元々同じ畑であった「シャトーローザン・ガシー」と比べても頭一つ出てるかな?

マルゴーの雄。ローザン・セグラ。
お試しを!
そして皆様飲み過ぎにはご注意を!


田原



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