Vosne Romanee Les Hautes Maizieres '02 (Robert Arnoux) [フランス・ブルゴーニュ]
本日はまたまたブルゴーニュの赤ワインです。
一昨日ご来店のお客様に召し上がって頂きました。
ワインは「ヴォ―ヌロマネ・レ・オーメズイール」造り手は「ロベールアルヌー」です。
以前ブログでご紹介しました、「パスカルラショー」さんの義理のお父さんのドメーヌです。
200年もこのヴォ―ヌロマネを拠点にワイン造りをやっているドメーヌで
もともと素晴らしいワインをリリースしていましたが、娘婿のパスカルラショーさんが
後を継いでからは、近代的な設備投資も行い、モダンな造りになっていると思います。
ですが、あくまでエレガントでクリア、それでいて複雑なお父様時代のスタイルも
しっかりと追及しているのも感じられます。
時々お客様に「ヴォ―ヌロマネ」のワインってどんな味わいですか?
と聞かれて少々困る事があります。
同じコートドニュイの地区の中で、エレガントなシャンボール、力強いジュブレシャンベルタン
しなやかなモレサンドニ、骨太なタンニンと個性的な香りのニュイサンジョルジュe.t.c....
ヴィンテージや造り手にもよるので、一概に「こうゆう味です。」とは言えませんが
何が突出した個性なのか説明するのに非常に難しいです。
ロマネコンティのような、とんでもない超高額のワインを輩出する地区でもありますが
まさか、「ロマネコンティの味わいです」なんてふざけた事言えません。
しかしこの造り手に限らず、村名のヴォ―ヌロマネを味わう時にいつも思うのが
バランス良く色々な土地のキャラクターの要素が複雑に絡み合ってるイメージがあります。
芯の強さと生真面目さ、大人っぽい色気があると思えば、急に無邪気になったり等。。。
様々な表情を魅せてくれる小悪魔のようです。
男は大体こういう娘に騙されます。いや騙されたいとも思っています。
又、騙されても後悔はしません。自分にだけそうゆう表情を見せてくれていると信じています。
何の話か解らなくなってきましたが。。。
要はヴォ―ヌロマネっていう村はそれだけ「スペシャル」だと言う事です。
様々な魅力的な土壌の個性をバランス良く一人占めしている。(あくまで主観です)
全ての要素を色々な角度から感じ取りながら楽しめる。そんなワインじゃないでしょうか?
ロベールアルヌーの話からそれてしまいましたが、今日はこのへんにて。。。
田原
2010-11-05 17:26
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