Cornas les Margelles '06 (Guyot) [フランス・その他]
本日のワインは初登場のローヌワインです。
ご近所様で、うちのカウンターでよく寝てしまうA様が会社の方と飲まれました。
このコルナスというワインですが、面積が非常に小さい区画でありまして
生産量も他のワインに比べて少量です。
ですがローヌを代表するワインとして
エルミタージュ、ヌフ・ド・パプ、コートロティ等と並ぶクオリティーを誇ります。
うちの店でも秋から冬にかけて、ローヌ地方のワインをよくお勧めしますが
ただ「寒いからちょっとポッテリした味わいの物」ではなく
やはりこの季節の食材とのマッチングは最高だと思います。
あくまで私の主観ですが
これほど食材とのマリアージュを明確かつ、シンプルに感じられる地方のワインは
他にあまり類をみないのではないでしょうか?
茸、栗、ベリー系のフルーツ、ジビエ、e.t.c...さんま。は、ないな!
この季節の野鳩や鹿、いわゆるジビエですが、森の中の木の実やらフルーツを沢山食べます。
ジビエをフルーツ系のソースで食べたりするのは、そういう意味です。
そして、この「ギュイヨ」のコルナスですが、シラー種100%から造られており
スパイシーな風味と上品な酸、ジューシーで凝縮した果実味を感じられます。
シラーの特性上、しっかりとブドウ樹を成長させるために、沢山の日照量が必要とされます。
そしてこのお日様のパワーにより得られた完熟ブドウから、旺盛な果実味が生まれます。
更に昼夜の寒暖差で美しい酸味をもたらし、バランスの良いワインが出来る訳です。
普段スーパー等でニューワールドのシラーを買って飲まれる方もいらっしゃるかと思いますが
もちろんそれのイメージとは別物です。
うちのお店でも、そのイメージで「シラーはチョッと苦手!」と言われる事が多々あります。
ですが、このローヌ地方のシラーやグルナッシュをお試し頂ければ、又印象も変わると思います。
(決してニューワールドのワインを否定している訳ではありません。)
秋から冬メニューに架けてローヌワインにマッチする料理を沢山ご用意しますのでお楽しみに!
田原
2010-11-07 16:53
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