Nuit-St Georges Les Vignes Rondes '00 (Daniel Rion & Fils) [フランス・ブルゴーニュ]

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本日のワインはニュイサンジョルジュです。
時々来て頂くご近所でお仕事されている女性2名様が日曜日に召し上がられました。

大学時代の卒業旅行でお二人でフランスを訪ねられ
ブルゴーニュの小さな村「ボーヌ」のレストランで飲んだブルゴーニュワインの味が忘れられず
社会人になってからも飲みに行く先々でブルゴーニュワインを探されるとの事。
現在でも年に一度はフランス・イタリア旅行に行き
本国で買ったワインを自宅のセラーにストックされているそうで
話によると、かなりレアな物もあるようです。うらやましー

さてこのワインの造り手ですが比較的新しいワイナリーですが
とは言っても半世紀以上ありますが、なかなか品質の優れたワインを造ります。
特にこのニュイサンジョルジュはここの代表作とも言える物です。

このドメーヌの長男で「パトリス」というのがいまして、
お父さんの後を継いで醸造長を務め、メキメキとこのドメーヌの名前を有名にしていきましたが
ワイン造りの方向性の違いかどうか、
詳しい事は本人と話した事もない僕は知る由もありませんが
小林亜星と西城秀樹みたいになってたのは間違いないです。(僕の想像です。)
2000年に別のドメーヌを立ち上げ.独立してしまいました。
それが最近これまた有名になりつつある「パトリス・リオン」です。

もちろん彼の才能は抜群だと思いますが、クラッシックか?モダンか?
お父さんにも、彼にも、経験に基付く確かなワイン哲学があると思います。
日本の親子だったら、子供が親父が死んでから好きなようにする。とか。
どっかで「すり合せ」とか「歩み寄り」とかするもんですけどねー、
そこはフランス人、おれが!おれが!です。

そんな事はさておき、味わいですが
開けたてから黒系果実の「香り爆弾」。がっちりとした肉付きの良い骨太なピノノアールです。
ですが、タンニンは非常に細かく滑らかで、後味にシナモンやなめした皮の要素も感じ取れ
カッチリとした骨格の中に複雑な奥行きさを持ちます。

ご一緒に「詰め物をしたうずらのロースト・黒ゴマのソース」を召し上がれました。
鶏の胸身やレバーe.t.c...混ぜ合わせた物と五穀米を鶉に詰めてゆっくりとローストしています。
カラメリゼしてほろ苦い黒ゴマのソースと上品なニュアンスの鶉。
それとこのフルボディのピノノアールは絶妙なマリアージュをしてくれたと思います。

近年のヴィンテージで「ダニエル」と「パトリス」飲み比べも面白いかもしれませんよ?

                                      

田原







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