Murdoch James Martin Borough Bleue Rock Pinot Noir 08 [オーストラリア、ニュージーランド]

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お久しぶりのブログです。
今月の地震以来、「ワインバー繭」「恵比寿ダンヴィーヴァ」共にキャンセルが相次ぎ
毎日続く余震や、テレビニュースでの原発事故等の影響で
とてもブログを書く気持ちにはなりませんでした。

被災され亡くなられた方々には心からお悔やみを申し上げます。
又、現在もなお避難所でお過ごしの方々も、一刻も早い復興をお祈りしております。

私どもの仕事は、ワインと料理を通じ
楽しい時間や安らぎの空間をご提供する事しか出来ませんが
少しでもこの暗いムードの日本を、食文化を通して明るくできればいいなと思い
微力ながら精一杯務める所存でございます。
ブログを全く更新してないのにも関わらず、毎日150人から200人の方達が閲覧に来て頂き
こういう時だからこそ、ブログから元気を発信出来れば!と思い再開する事に致しました。

そして本日のワインはニュージーランドのピノ・ノアールです。
一昨日ご来店のお客様に飲んで頂きました。

マーティンボローという地区で、ニュージーランド、北島の南に位置し
非常に秀逸なワインを生み出す地域です。
その中でもこの「マードック・ジェームス」という造り手は頭一つ突出しており
エレガントなピノ・ノアール種やシラー種の名人として名を馳せています。

ドライリヴァーの高台に位置する石灰岩質の地質の為
「ブルーロック」と名付けられた単一の畑で育てられたブドウで造られています。

アタックはとにかく柔らかく、シルキーで滑らかな舌触りとミルキーな風味
その後、チャーミングで酸味のしっかりとしたベリー系のニュアンスと
マッシュルームを想わせる余韻が続き、エレガントな質感を存分に楽しめます。
ニューワールドのピノ・ノアールに多い、甘味樽味先行型の味わいではなく
フランスのピノに近いニュアンスを感じさせ、お食事とも非常に良いマッチングをします。

一昔前までは、ニュージーランドといえば「ソーヴィニヨン・ブラン!」的なイメージが強く
事実、トロピカルなニュアンスのクオリティーの高い物が沢山あります。
柑橘系のフレーバーが口の中にド・ド・ドと押し寄せる、あの爽快感はたまりません。
今からの時期、晴れた日の代々木公園なんかで飲むには最高だと思います。

そして近年はワイナリーの技術も向上し
高品質の赤ワインも沢山造られるようになりました
気候条件もかなり理想的ですから今後一層の期待が持てるワイン生産国です。

「ニュージーのピノもここまで来たか!」的な1本でした。


田原




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