Chateauneuf du Pape 00 (Haut terres blanche) [フランス・その他]

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今日もギラギラ暑いです。
暑くても仕事はしないといけないので6月最後の日
頑張ります!

本日ご紹介のワインはフランス、ローヌ地方の赤ワイン
シャトーヌフ・ド・パプです。造り手は「オーテールブランシュ」

昨日、カウンターに来て頂いた男性のお客様が飲まれました。
以前来られた時はお一人でボルドーワインを飲まれましたが
今回はローヌのワインを試したいとの事でこれになりました。

ローヌというと少々マイナーなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
以前、幾つかのローヌワインをこのブログでもご紹介いたしましたが
実際はとても優れたワインを生み出す地域です。

最近ではワインショップでも、ラングドック地方やルーション地方のワインと一緒に並べられ
混同されている方も多いかもしれませんが、全くと言っていい程別物です。

中でもこのシャトーヌフ・ド・パプというのは最も歴史が長く
「教皇の最初(新しい)のお城」という意味で
1300年初頭に、フランス王がローマ教皇をアヴィニヨンに移り住まわせたのが始まりです。
そこから代々教皇によってブドウが栽培され、品質の優れたワインを造り出してきました。

僕もフランスに居た時、アヴィニヨンに友達が住んでいたので良く遊びに行きました。
本場イタリアのレストランと比べるとかなりクオリティーは落ちますが
パスタ屋さんやピザ屋さんがあったり、オリーブオイルも色々な種類があったりと
非常にイタリア色が強い街です。街並みもとても美しいのですが
少々治安が悪いので、(ちびっ子ギャングが沢山います!)
観光で行かれる方はご注意を!

もう一つヨタ話
「ポン・ヌフの恋人」という有名な映画がありますが
舞台となったパリにある「ポン・ヌフ」という現存する最古の橋の
「ヌフ」というのは「新しい」とか「最初の」という意味になります。

そしてこの造り手「オーテール・ブランシュ」ですが
うちのお店でもかなり前から使っています。
ワインが出来て、自分の蔵の中に貯蔵します。ここまでは当たり前なのですが
普通なら、ワイナリーの運転資金の為にすぐ売ってしまう所
そろそろ飲み始めてもいいかなーとなる3年から5年の間は売りません!
(頑固です!)

グルナッシュ種を主体に、シラー種、ムールヴェドル種、サンソー種から造られ
甘い熟した心地よい果実の旨味と、スパイシーなアタックとハーブ香が合まって
複雑さとワイルドな動物香も余韻に感じ退屈しません。
決して重くなく、くどくなく、そして軽すぎない。

歴史があって、美しく、チョイ危険、アヴィニヨンの街を彷彿させる一本でした。


田原

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