Chambolle Musigny 1er Les Voroilles 1990 (Ghisine Barthed) [フランス・ブルゴーニュ]

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本日のワインはブルゴーニュのシャンボール・ミュジニー・ヴァロアイユ
造り手は「ジスレーヌ・バルト」です。

日曜日にご来店になられたカップルのお客様に飲んで頂きました。

このシャンボールの地にはヴォギュエ、ルーミエといった巨匠が軒を連ねますが
この女性当主「ジスレーヌ・バルト」も
近年のシャンボールを語る上で外せない存在だと僕は思います。

しかしワイン誌等で紹介される事もあまりなく
日本でも決して有名だとは言えないドメーヌです。

やはり、シャンボール村の特級畑である「ミュジニー」「ボンヌマール」
を持っていないからか?1級畑の雄「レザムルーズ」の畑も持っていません。

以前村名クラスの「シャンボール・ミュジニー」を飲む機会があり
甚く感動し、この造り手の資料をインポーターから取り寄せましたが
グランクリュはないにしろ1級畑を7つも所有しています。

そして特筆すべきは、他の名ドメーヌは別の村でもワイン造りをやっていますが
この方はシャンボール・ミュジニー一筋です!

ワインの味わいは、「その土地のポテンシャルや個性によって構成される」
というフランスワインにおける「テロワール」の観点から見れば
1級畑を7つも持っていると言う事は
その個々の畑の個性を知る上で重要な役割を持っていると言えます。

以前このブログでご紹介したニュイ・サンジョルジュの「ロベール・シュビヨン」も
この造り手のような位置付けだと思います。

味わいは、女性当主だから女性らしく、しなやか。。。
といったニュアンスも多少は感じますが
それとはうらはらに、ギュっと詰まった果実の旨味が熟成香と一緒に脳裏を突き抜け
骨太な骨格とフローラルな香り、僅かな豪快さも余韻に覗かせます。
20年以上の熟成で「旨味の核が鮮明になった」とでもいいましょうか?

女性的なエレガントさと頼りになる力強さ、荒々しさ。
対照的なようで、隣り合せなような。。。。

シャンボールが「女性的」と言われる理由はこういう事かな?と思わせる

現代の草食系男子にウケそうな「ジスレーヌ・バルト」のシャンボールでした。


田原
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