Pavillon Blanc Chateau Margaux 1984 [フランス・ボルドー]
休日返上でヘロヘロになりながら営業中です。
毎日沢山のお客様に遊びに来て頂いて感謝の限りでございます。
さて、本日のワインはボルドーの白ワイン
パヴィヨン・ブラン・シャトーマルゴー1984です。
昨日ご来店頂いたお客様に飲んで頂きました。
このお客様は3年程前から通って頂いていますが
白ワインが大好きで、というか白ワインしか飲めません。
カウンターにお一人で来られた際、赤ワインにチャレンジした事がありましたが
ボトル半分も飲めませんでした。白ワインだと1本半ぐらい飲めるのに不思議です?
逆に赤ワインしか飲めない方もいらっしゃるので
人の嗜好は様々でそして面白いものです。
さてこのワインですが、かのシャトーマルゴーが造る白ワインです。
ボルドーの白ワインは
味わいに厚みや複雑性を持たせる為にセミヨン種をブレンドする事が多いですが
このワインはソーヴィニヨン・ブラン種100%で造られます。
個人的には白ワインは若いヴィンテージでフレッシュ感満載の物が好きです。
一般的にこのソーヴィニヨン・ブラン種のワインは
躍動感溢れる生き生きとした酸味が特徴的なブドウ品種ですが
このワインの若いヴィンテージの物は、オイリーでアルコール感が効いてパワフルな為
じっくり、ゆっくり、寝かせてから飲んだほうが美味しくいただけます。
とはいえ今回のこのワインは27年の歳月を経ていますから
少々「キワモノ」といえると思います。
とても穏やかで静かなニュアンスの優しいアタックから
旨味成分の凝縮されたフローラルな香りとハーブ香が立ちこめ
線の細ーい酸味がそれをしっかりと支えます。
後味には枯れた落ち葉のような余韻が残り
ピークアウトの始まりを予想させます。
何をもって美味しい白ワインというかは人それぞれですが
白ワインの概念を覆してくれる
全く別次元での白ワインの楽しみ方を提供してくれます。
「キワモノ」パヴィヨン・ブラン・シャトーマルゴー1984年のご紹介でした。
田原
2011-12-29 17:23
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0