Chateau Haut Marbuzet 1996 [フランス・ボルドー]

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いよいよ梅雨本番といった感じになってきましたねー
こんなジメジメして気持ち悪い日はスッキリとしたシャンパンでも飲みたい所ですが
今から仕事なのでそうもいきません。

さて、そんな前置きとはうらはらに
本日ご紹介のワインはボルドーサンテステフ地区の赤ワイン
「シャトーオーマルビュゼ1996」です。

昨日ご来店のお客様に飲んで頂きました。

フランス国内での人気が非常に高い為、日本への入荷数もごく限られるワインです。
バックヴィンテージともなるといよいよ入手困難ですので
うちに入荷してくる物もイギリスやスイスの大手サプライヤーからの入荷になります。

サンテステフ地区の最高峰とも言える「シャトーコス・ディス・トゥルーネル」
に隣接した最高の立地で、味わいの質も抜群ですが、格付けは特級ではなく
その下のランクのブルジョア級という格付けになります。

先週お店に来られた某有名フランス料理店のシェフ・ソムリエの方が
「格付けは僕の好みで決めるのでなんでもいいんですよ」
「僕がこれ1級!って言ったらそれが1級です!」と冗談で言ってましたが
(そりゃ、あなたぐらいなればそれでいいですけど。。。)

まあ、それにしても何が何級とかそろそろどうでもいい事なのですが
やはり相変わらずお客様には「これ何級だっけ?」
と聞かれる事が多いので、「スーパー・バンタム級」と答えます。
昨今、シャレが通じないお客様が多いのですぐに謝ります。

ワインもグラン・クリュを5階級で格付けするのにもそろそろ限界があるのでは?
ボクシングだと16、17階級ある訳ですし
たった2,3キロの体重差でもパンチ力は全然違うといいますし

「テロワール」をうたうのであれば、それぐらい細分化してしまえば
複雑なようで、一般の方には逆に分かり易くなるのでは?
ヘビー級の「シャトーラフィット」とか
ミドル級の「シャトーピション・ラランド」とか面白そうですけど。。。
でもソムリエ試験はめんどうになりそうだよね???
というヨタ話はこれぐらいにして

サンテステフ地区はメルロ種の比率が高い事もあり
若いヴィンテージは「堅牢」の一言ですが
これぐらいのヴィンテージになるとタンニンが綺麗に溶け込み
奥行きの中にしっかりとした味の輪郭を感じ取れます。
どこまでも繊細で高貴な余韻、ふっくらとした温かみのあるオーブをイメージさせ
サンテステフの力を存分に堪能できる1本だと思います。

「スーパーバンタム級」是非お試しを!


田原




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