Cote de Nuits Villages 1988 (Mourice Guyot) [フランス・ブルゴーニュ]

__.JPG
日本サッカーがフランスに勝利し
それをお祝いするかのような絶好の秋晴れです。
こんな気持ちの良い日はワインを沢山飲みましょう!

さて、本日のワインはブルゴーニュの赤ワイン「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」
造り手は「モーリス・ギュイヨ」です。

昨日ご来店のお客様に飲んで頂きました。

これは全く知らない造り手でして
先日、インポーターのヴィノラムさんからご紹介され
疑い半分で1ケースだけ仕入れてみたのですが
これが意外に美味しくてビックリしました。

コート・ド・ニュイ・ヴィラージュの24年前の物で、しかもリコルク無し。
リコルクというのは、ヴィンテージが古くコルクが腐食したワインを
新しいコルクに打ち替え、その際、目減りした分の新しいヴィンテージのワインを継ぎ足します。
ですが通常は高級なクラスのワインにしか行いません。

しかし、ヴィラージュ物と言われるこの位のクラスのワインをあえてリコルクして
目減りした分に新しいワインを加え、というか、4分の1くらい新しいワインを加え
あたかもオールドヴィンテージのワインとして売っている怪しいネゴシアンもいるようで

以前、常連様がネットショップで買われた物を持って来て頂き
一緒に飲ませてもらった事があるのですが
80年代のワインにも関わらずフレッシュ感に満ち溢れた
「ザ・インチキ・オールド・ヴィンテージ・ワイン」に出会った事もあります。
時々テレビでやってる
50代のおばちゃんが、全身整形で強引に30代位に変身したような。。。
こちらはワインとは逆バージョンの
「ザ・インチキ・ヤング・ヴィンテージ・オバチャン」となります。
世の女性達も「若さ」を目指すのではなく
「素敵に年を重ねる」事に重きを置けば良いのですが?
と勝手な事を言ってみます。

話が逸れましたが
このコート・ド・ニュイ・ヴィラージュの場所は、オーコート・ド・ニュイと混同されたりと
いささかマイナーなイメージのアペラシオンですが
ニュイ・サンジョルジュに隣接した地区で、腰が強く、上質なブドウを産む産地です。
とは言え24年前のワインですからチョット危険な香りがしましたが。。。

恐る恐る抜栓。コルクも非常に長く、しっとりとワインが浸み込んでいます。
独特の蒸れた匂いがありますが、グラスに注ぐとその嫌味は消え
ラズベリーのような甘酸っぱい香りが広がった後、優しいタンニンが舌を覆います。
ローズやカモミールのようなじんわりとしたニュアンスが心地よく
体の隅々まで染みわたる癒しの味わいです。

機会があればお試し下さい!

道口さん、疑ってゴメンネ!


田原




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Vina Tarapaca Gran R..Egly-Ouriee Grand Cr.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。