Morey St Denis 1er Cru Ruchots 2003 (Frederic Magnien) [フランス・ブルゴーニュ]

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5月ももう終わりです。
毎月同じ事を言ってるような気がしますが
2013年。新しい年を迎え、早いものでもう折り返しです。
生きてるうちに沢山ワインを飲みましょう!

さて、本日ご紹介のワインはブルゴーニュの赤ワイン
「モレ・サンドニ・プルミエクリュ・ルショ」
造り手は「フレデリック・マニャン」です。
常連様I様に前々回に来て頂いた時飲んで頂いたワインです。
昨日もご来店頂きましたが、ブログのほうが追い付いてなくすみません。
少しずつ頑張ります!

この造り手は「ミッシェル・マニャン」の5代目として産まれ
カリフォルニアのカレラ等で修業した後、1993年からドメーヌを任されています。
自社畑のワインではなく、農家さんからブドウを買い付けワイン造りだけを行う
ネゴシアンとしてリリースしているのがこちらの「フレデリック・マニャン」ラベルです。
逆に言うと、色々な畑のキャラクターを素直に表現する為に
「ネゴシアンに徹している。」という言い方のほうが正しいかもしれません。

「地球の持つエネルギーをワインに注ぐ」という信念の元
ブドウの栽培は無農薬、有機農法で育てられたものを指定して買い付け
少々宗教チックですが、月の満ち欠けによってワイン造りの各行程を行う
太陰有機法(Bio Lunaire)というのを実践しています。

そして10歳ぐらいの女の子を年に1度、ワインの神様バッカスに生贄に出します。
(これは嘘です。)

この「ルショ」という畑はモレサンドニの最南端。シャンボール・ミュジニーとの境界辺りで
ボンヌマールのすぐ目の前という恵まれた場所に位置します。
だからと言ってシャンボールのようなエレガントなスタイルかと言うと
そうでもないところがワインの面白さでもあります。

そして2003年というヴィンテージは厳しい猛暑だった事から
「果実味が強すぎる」「酸味が乏しすぎる」や「長熟に耐えれるビックヴィンテージだ」等
賛否両論あり、私達ワインの仕事をしている者にとって色んな意味で難しい年ですが
造り手によって差が大きく、ひとくちに、こうだ!とは言えませんが
味わい自体は非常に良いレベルではないかと思います。

今回のこのワインも非常に良い味わいで
フルーツコンポートのような甘美なアタックとしなやかでふくよかな果実味。
口の含んでからの旨味とスミレの花のような香りの広がり方が素晴らしく
凝縮感がありながら、人懐っこく、スッと体に染み込んでいくような質感で
フワッとした優しいテクスチャーをじんわりと感じる為
一瞬、掴みどころがないような味わいの印象を持ちますが
余韻としてその液体の中にあるしっかりとした立体感が浮彫りになって感じ取れます。

人、太陽、土、そして生贄のワイン。最後は嘘です。

お試し下さい!


田原


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