Chateau Clerc Milon 1989 [フランス・ボルドー]

__ 2.JPG
4年に1度のサッカーワールドカップも終わり
私の寝不足な毎日もようやく終わりました。
日本代表は非常に残念な結果に終わりましたが
決勝ラウンドを観ていると、やはり世界との差はまだまだ大きいな。
と、感じずにはいられない程、クオリティーの高い試合ばかりでした。
戦術がどーとか、監督の采配がどーとか。では無いですな。あれは。
ワールドカップを経験した事の無い解説者が
ここぞとばかりに、あーだ、こーだ言ってるのを聞くと、それこそ侍ブルーになりますなー。
子供の頃から人一倍努力してきて、そしてまぎれもなく今現在での
日本サッカー界のトップ選手11人で全力で戦い
そして、僕らに夢を魅せてくれた訳ですから
皆で暖かい賞賛を送りましょう!
日本はブラジルじゃないよー

という事で、久々にブログを更新してみようとパソコンに向かい
今日もメッシのキレのあるドリブルようなブログを書きたいと思います。(笑)

さて、本日ご紹介のワインはボルドーの赤ワイン
「シャトークレール・ミロン1989」です。
昨日ご来店頂いたお客様に飲んで頂きました。

ボルドー5大シャトーのひとつ、「シャトームートン」が所有している畑です。
この「シャトームートン」と隣の「シャトーラフィット」の間に位置するのが
この「クレール・ミロン」で、この上ない好立地にある事は言うまでもありません。

フランスでは城館の事を「シャトー」と言いまして
ボルドーのワイナリーに行くと、ビックリする程立派な城館が沢山有り
その周りにブドウ畑が整然と並んでいるのが
ボルドーワイン畑のおなじみの光景でありますが
このシャトーは城館は持っておらず、シャトームートンで醸造されます。
因みに、料理の付け合せに使うジャガイモを成形した「ポム・シャトー」は
この城館の柱の形を模した物です。

そしてこのワインのラベルに描かれている
「結婚式でダンスをするこの幸せそうな2人」とは対照的に
第2次世界大戦を機に存続も危ぶまれたシャトーでもある事は
以前このブログでも紹介しました。

このワインは一般的に、早い段階から柔らかいタッチでタンニンもソフトな為
外交的で若いヴィンテージでも楽しめる。と言われますが
「ヴィンテージのボルドー」だけに
この1989年というビックヴィンテージは特別だと思います。
25年の熟成を経ていますが、未だ堅牢な骨格を持ち
タンニンは柔らかいのですが、まだ完全には溶け込んでいない印象です。
伸びのある滑らかな果実味とスパイスのアクセントが効いた複雑なテクスチャー
膨らみのあるオーブの中で柔と剛。光と影が交差する。(by アルフィー)(笑)
そんな対極的な要素が重なり合った部分にしか無いキャラクターが共存し
ここにしか無い特別な味わいを醸し出しています。
まさに、熟成ワインの真髄がここにあると言えるでしょう。

機会があれば是非お試し下さい。


田原



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

Grey Wacke Sauvignon..Stillwater Bay Marlb.. ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。