Barolo 2008 (Faliero) [イタリア]

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冬が戻ってきたような肌寒い日が毎日続いております。
東京の桜も散り、ここからゴールデンウイークまでが1年の中でいちばん好きな季節です。

さて、本日ご紹介のワインはイタリアの赤ワイン「バローロ2008」
造り手は「ファリエロ」です。
昨日ご来店のお客様に飲んで頂きました。

1755年に設立され、いち早く醸造設備を最新にし
アメリカ市場で大成功を収めた「SACCO」と言うワイナリーの
別ワイナリーとして運営されるのがこの「ファリエロ」になります。
葡萄を農家から買い付け、ワイン造りのみを行うネゴシアンとして
本国では有名になりましたが
このバローロに関しては自社畑のブドウから造られます。
醸造設備は最新ですが、ワインの造り方は徹底的に古典的な造りにこだわり
ステンレスタンクさえ一切使わず、昔ながらのバローロ造りで使われた大樽で醸造されます。
新と旧を上手くマッチさせ理想的な原点回帰を成し遂げたワイナリーと言えます。

又、このピエモンテ州、中でもバローロやバルバレスコといった
素晴らしいワインを産み出す地域の造り手達は
「イタリアで最もブルゴーニュ人の感性に近い」と言われ
ブドウ畑ごとの区画の違いにこだわります。
例えば、丘の傾斜の角度、水捌け、日照量、後、当然の事ながら地質の違い等です。
それらの土地の違いからくる、キャラクターの違いを個別のワインとしてリリースする為
バローロやバルバレスコは畑名を冠したワインが多いのはこれ所以です。

味わいですが、赤系果実のチャーミングな酸味と凝縮された果実味
スミレの花の香りに混じったスパイスのアクセント
軽過ぎない心地よい溌剌感と重過ぎない心地よいタンニンが
絶妙のバランスを造り出していて、ネビオーロ種本来の魅力を楽しめます。

又、お安い価格帯のバローロだと、共同組合で造られたワインが多いですが
このワインはバローロというワインの素晴らしさをもっと気軽に知って欲しい。
という造り手の情熱から、非常にお手頃価格でご提供させて頂いております!

是非、お試し下さい!


田原



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