Sancerre Generation XIX 2004(Alphonse Mellot) [フランス・その他]

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今日の朝方の雷凄かったですねー
タクシーでの帰宅中、稲光で外が明るいくらいでした。

さて、快晴の本日ご紹介のワインはロワール地方の赤ワイン
「サンセール・ジェネラシオン・ディズヌフ2004」です。
造り手は「アルフォンス・メロ」です。

先週、うちのお店で行いましたロワールワインフェアーでは
普段、あまり慣れ親しみが少ないロワールワインを飲んで頂き
ご来店頂いたお客様には、ロワールワインの素晴らしさを少し分かって頂けたのかな?
と、思っております。

フェアーでは使いませんでしたが、偶然今日もロワールワインのご紹介です。
フランス、ロワール渓谷地域、サンセール地区において最大の造り手が
この「アルフォンス・メロ」であります。
サンセール地区には約400のブドウ栽培農家があると言われていまして
ひとつの農家が所有する畑は平均約5haから10haだそうですが
このアルフォンス・メロは58haもの畑を所有しており
しかも南向きの丘の上、ミネラルを多く含むシレックス土壌で
サンセール地区の中でも最上の場所と言えます。

このワイン名に付けられる「ディズヌフ」はフランス語で「19」を表し
現在の当主で19代目となる事からも、非常に古い歴史を感じますが
家族経営で約500年に渡りこの地でワイン造りを行う
まさにサンセールを代表する造り手です。

ロワール地方のワインをお店で買ったり、飲食店で飲んだ事のある方は
赤ワインでは無く、白ワインを飲まれた経験が多いのではないでしょうか。
特にサンセールは上質なソーヴィニヨン・ブラン種が多く栽培される事から
お店でサンセールというと、白ワインが置いてある事が多いと思います。
しかし実は素晴らしいピノ・ノワール種が沢山育てられています。
フランスのピノ・ノワールというとブルゴーニュ地方を連想される方が多いと思いますが
このサンセール地区のピノ・ノワールからはブルゴーニュに勝るとも劣らない
上質なワインが造られている事はまだまだ日本では知られていないようです。

そして今回のこのワイン。年間の生産量3000本にも満たない
メロがリリースする最上級キュベです。

抜栓仕立ては、冷たく、むしろ液体の「薄さ」。を感じましたが
20分くらい経過すると、ぐんぐん開き、甘草やバニラの風味から
土っぽさや木の皮、オレンジ等の様々な要素が力強く訴えかけてきます。
液体の中心にあるエネルギーが温かみのあるオーブとなり
気品があり、上質であり、それでいて素朴である。
素晴らしき世界観を造り出しています。

機会があれば是非お試し下さい!


田原

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