Nuits Saint Georges 1er cru '99 (L'arlot) [フランス・ブルゴーニュ]

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本日のワインはブルゴーニュのニュイサンジョルジュです。
六本木にある某レストランのスタッフ2名様で飲んで頂きました。

造り手は「ラルロ」大手保険会社のアクサ・ダイレクトの所有するドメーヌです。
醸造責任者はジャン・ピエールド・スメ。
かのドメーヌ・デュジャック。ジャック・セイスの弟子です。

アタックから「ガツン」とくる甘い果実の香りと、土っぽいニュアンス
黒く、奥深く、複雑な味わいですが、時間が経つと人なつっこさも魅せます。
うーんデュジャックっぽいですね。ただ、おいしいのですが、少々余韻に欠けるかな?
まだまだ、師匠に追いつくのは時間がかかりそうですね!

一緒に「仔羊のロースト、ポルチーニ茸のクリームソース」を召上って頂きました。
「絶対に鳩の料理のほうが合いますって」とお勧めしましたが
「絶対仔羊のほうが合いますって!」と聞いてもらえませんでした。
(押し売りはいけませんね!)

以前、うちのお客様がこのワインのヴィンテージ違いを
とあるワインショップで買われて家に持って帰って飲んだところ
味が変!だと思い
うちのお店にその足で持って来られた事がありました。
僕らで味見したところ、確かに変です!

ブショネといってコルクの劣化によって、ワインにカビの匂いが付着する現象がありますが
それとは別物で、長い期間店頭に外気と同じ温度で並べて置いた事による熱劣化だと思います。

まして「ラルロ」は厳正なるビオワインの造り手であり
外気からの影響を他のワインより受けやすいデリケートなワインです。

気付かれるお客様はいいですけど(本当はよくない)解らないまま状態の悪い物を飲んで
「この造り手おいしくない」と思われたんでは、一生懸命造っている人達に失礼だと思います。

日本酒を大事に扱うお店は、冷蔵庫に最小限度のライトしかありませんし
全てのお酒に新聞紙が巻いてあります。そうゆう「大事にしてる」のを見ると
少し高くてもそこで買いたくなります。

ワインショップも輸入や保管の仕方を少し考えてみては!とまじめな締めくくりです。
アクサダイレクトが、ワイン輸送での劣化に対しての保険をつくればいいのに。。。

                                        

田原









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