Echezeaux '99 (Christian Clerget) [フランス・ブルゴーニュ]

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本日のワインはブルゴーニュのエシェゾーです。

一昨日、年末に1度来て頂いたご夫婦のお客様に飲んで頂きました。
今年のお正月はパリで迎えられたそうで(うらやましい!)

大寒波のヨーロッパですが、お正月の3.4日間は以外に温かかったようで、
12月来て頂いた時にお勧めのレストランを聞かれて、
ホテル・ムーリスの中にある「ル・ムーリス」をお勧めしたのですが
実際に食べに行かれて、とてもご満悦の様子でした。

さて、造り手は「クリスチャン・クレルジェ」80年代からメキメキと力を付け、
現在、当主がクリスチャンになり、評価がどんどん上がってきています。
たぶんこの先、値段もどんどん上がると思います。

以前、この人のシャンボール・ミュジニーを使っていましたが、
とにかく緻密でキメの細かいタンニンが特徴で、エレガントな味わいです。

このワインはヴォ―ヌ・ロマネにあるエシェゾーという区画で造られたワインでして、
シャンボール・ミュジニーとは少し異なる特徴は、
このアペラシオンの個性上(勝手な僕のイメージです)
ミネラリーというより、土っぽいといいますか?、
エレガントというより、筋肉質で堅牢っといったイメージです。

この土っぽい香りと、とにかく濃い果実味、プラス引き締まった後味。
飲んだ後、舌の表面に纏わりつく、緊張感があり姿勢を正したくなるような上質な渋み。
このアペラシオンの旨味を上手く引出していると思います。

ただ残念なお話をインポーターさんから聞きましたが、
近年人気急上昇の為、蔵だし物といいつつ(蔵出しには間違いありませんが)
ドバイのインポーターが一度買占め、
港の倉庫に保管して、日本の小さな商社やら、なんやらにまとめ売りしているとの事!

この為ネットショップや酒屋等で、本来高額のワインが激安で売られ
(特にネームバリューのある5大シャトーやサンヴィヴァン、エシェゾーe.t.c.....)
状態の悪いワインが出回り、クレームが殺到しているそうです。
(安い物には訳がありますね!)

不景気が拍車をかけ、ワイン業界もだんだん「仁義なき戦い」になってきました。

なんならー 吐いたツバ飲まんとけよー by菅原 文太

                                    田原


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