Meursault Vieilles Vignes '99 (Guy Bocard) [フランス・ブルゴーニュ]

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昨日のアジアカップ凄かったですねー
延長後半、「長友」からのセンタリングから「李」のボレーシュート。
キャプテン翼の漫画の中でしか見た事ない、絵に描いたような綺麗なシュートでした!
次のワールドカップも是非優勝してほしいです!(そんなに甘くない?)

さて、本日のワインはブルゴーニュの白ワイン、ムルソーです。
初めてのご来店のお客様が飲まれました。

この造り手、「ギイ・ボカール」といいます。
日本ではあまり知られていない小さな家族経営のドメーヌですが
フランスのアシエットワインガイドで、過去3回「心に残るワイン」に選ばれています。
以前このブログでもご紹介した、出水商事というインポーターの芳賀さんに
「芳賀を信じて!」の言葉に騙され?仕入れたワインです。
しかし飲んでみたら美味しくて、追加で2ケース注文を入れました。

ヴィエーユ・ヴィーニュというのは「古樹」という意味になります。
約30年から40年ぐらいの樹齢のブドウ樹から造られる為、
根が地中奥深くまで伸び、その養分を吸収する為、ワインに複雑さをもたらします。

しかし、あまりブドウ樹が古くなり過ぎると、樹勢が弱まるので木を植え替えします。
若木が成長してくると、別の区画に植えた30から40年前のブドウ樹が古樹になります。
こうして区画ごとに植え替えを行い、リリースするワインを絶やさないようにします。

一昔前のムルソーというと、樽の風味が「ガッチリ」といったイメージがありました。
ムルソーの土地の特性上、ミネラル感が非常に強い為、その味わいを覆いつつ
バランスを造る為に新樽を効かせるのかなーと
僕の勝手な解釈ですが(偉いソムリエさん、間違っていたらすみません!)

近年の物は程々に樽の風味を生かして
ほのかに余韻にバニラ香を感じる程度の物が多いように思います。
(勿論、造り手や畑の位置にもよりますが)

まさにこのワインはモダンムルソーの典型ではないでしょうか?

瑞々しい果実のジュースと、喉に浸み込んでいくようなミネラル感
白ユリやジャスミンの香りと、ローストしたヘーゼルナッツを連想させる優しい樽香。
「火打ち石」なんて良く表現されますが
最近の家で火打石がある家なんてないよね!
「お前さん!チョットお待ち」 パチ!パチ!みたいな。
でも、なんとなーく味わいの感覚は分かるような気がしますよね!

小学校の時、遠足で行った北九州の平尾台国立公園で
興味本位で舐めてみたカルスト台地の石灰岩の味を思い出します。

99年というビックヴィンテージらしい伸びのある、そして複雑な余韻。
上質さと品位を感じる、今、まさに飲み頃を迎えたムルソー。
機会があればお試し下さい。


田原


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